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冒頭~前回のあらすじからキスシーンまで

 前回のキスシーンにその後の様子がつないであるのですが、つなぎ方が雑。
 ちょっとここでエロ推測させて頂きますと(笑)、前回詩織さんの肩に置いていた大雅の手は詩織さんの背中に回されています。つまり引き寄せて距離が近くなっているということです。そして唇が離れたあとの二人の表情!魂抜かれてますよ奥さん。べたべたに甘い愛情まみれの大雅の視線の先で、陶酔しきった表情でぼーっとしてる詩織。大雅の手が肩から離れて初めてはっと我に返るっていう。どんなけ熱烈なチューやってん!画面に映せないくらい熱烈やったんか!と、エロエロ突っ込みしてしまったのは内緒です。

 さて我に返った詩織さん、恥じらっております。その恥じらいが可愛らしいのですが、二人の甘い空気は社長の声に破られてしまいます。
 ここから今までのシリアスとは打って変わってコメディモード。松潤も竹内さんも、がらりと表情を変えてコメディ演技に切り替えます。個人的には全く違和感はないですが、引っ掛かる人もいるかな?こういう演出色のチェンジがこのドラマ、ちょくちょくある気が。
 
 なんとか危機はしのいだものの、社長たちが一向に去る気配を見せない。
 その間窓から逃げ出そうと試みる詩織に大雅が一言「ちょ、何してんだよ。無理だろ」
 それに対して詩織「うん、無理だった。どうしよ」
 この二人の会話も何気ないけれども可愛い。前回から、大雅が強気に出て詩織が受ける、というやりとりでは二人の息の合い方はぴったりです。

 詩織を先に出そうとする大雅が、トロフィーは自分が直すと。そういうのは得意だから。それに、「お迎えの時間とかあるだろうし」
 その言葉に海を思い出して愕然とする詩織。海を思い出すと同時に今の今まで自分が母親ではなく女になってたことを自覚しうろたえます。
 「なんであたしこんなこと――。ごめん…今の、忘れて…なかったことにして」
 しかし口調はやはりどこまでも女らしく。いつもの向こうっ気の強い喧嘩腰の詩織の姿は微塵もありません。

 社長たちの前に出ても、夢から覚めない表情のままの詩織。よほど大雅のキ(自粛)
 事務所の外に出て、唇に手を触れる詩織。その手がね、細かく震えてるんですよー。どんだけドキドキしてんだ詩織!よほど大雅のキ(自粛)芸が細かい竹内さんです。


水泳教室のお迎えに

 触感、体温というのは存外頭にも体にも刻み込まれるものです。それが好ましいものなら尚更。詩織は頭の中から大雅の記憶を払いのけようとしますが、まったく上手くいきません。
 なんとそれを見抜くフェロモン眼力野郎の大貴先生。相変わらず面白い。
 とまあ、おちゃらけを交えながらも、彼の言葉によって詩織のガードが完全に外されてしまったことを明らかにします。大雅はとうとう詩織の中の<女>を引っ張り出しちゃったんですね。
 とまあ後はお誕生会を開くことになった経緯の説明場面。


これが、私の世界だ。
海と二人の 大事な 大事な 私の世界
これからも これからもずーっと


挿入される詩織のモノローグ


はがされたガード。むき出しになりそうな心を守るべく、詩織は自分にそうやって言い聞かせます。
亡くなってしまった旦那さんを裏切るようなことはしちゃいけないと彼女は思ってると思う。
彼女にとっては勇樹さんと海が宝物でなくてはならない。
海が宝物なのは揺らがない。でも勇樹さんへの気持ちも揺らいではならないって。

本当は、旦那のことを大事に胸にしまって新しい人を愛することもできると思うんですよね。やっぱり亡くなった人には現実の体温はないんだもの。
勇樹さんもおそらくは、詩織をずっとしばりつけておいて良しとするような人じゃなかったんじゃないかなあ。そこらあたり、次回春樹が詩織を諭してくれることを期待。


トロフィーを直し終わる大雅

 詩織の席に座り、詩織のバレッタを眺めます。お前はどこの中学生やねん!
 そこに入ってくる社長。大雅びっくり!(笑)その驚き方がいかにもで、地味に上手い松潤くん。青木社長にお土産渡し、そそくさと家路に。


慶太に携帯で恋愛演説かます大雅

 コメディーパートです。切々と心情を語ってるようですが、自分に陶酔して滔々とまくしたてる様子は笑えます。だからこその大仰な身振り手振りに大仰で過剰な台詞に、大仰な台詞回し。ベッドごろごろ。そういう演出です。

 そして私は個人的に、そういう演出が苦手です。
 でもベッドごろごろが可愛いと感じたり、お腹がちょろっと見えたりするのを楽しんだりしている人も多いと思うので、こういうサービス場面は仕方ないのかな。(余談ですが花男道明寺のベッドダイブ足ばたばたも嫌いでした。)


 とりえあえず、そういう演出のコメディパートです。
 大雅の苦悩はまるでお子ちゃま。
 (26にもなってまともな恋愛をしてこなかったんでしょうね。それは前回の温泉での大貴とのやりとりでも分かることです。 全ての場面で一貫している大雅のキャラクターでもありますが、彼は世間知らずの甘えたおぼっちゃまで、女関係では不自由したことがないのです。言い寄られることの方が多かったのかもしれないですね) 
「苦しいくらい、好きだ」と呟く切ない顔も、だから、やや滑稽。

 ただすごく穿って意味を持たせてみるなら、
 はたから見ると恋愛と言うのは斯くも滑稽なものであるということを表わしてる。
 と、言えなくもない。
 
 慶太が若干大雅愛の入ったおかまさんぽいです。


そして!新タイトルバック

 旧タイトルバックのいちゃいちゃ詩織大雅の浮かぶ水晶からタイトルが飛び出してきます。
 緑したたる道をランニングする大雅。
 稽古場で舞台の稽古にいそしむ大雅。
 雨にけぶるCaf? Bianco Celeste。手紙をしたためる詩織。書いては破り捨て。
 旧タイトルバックから。カメラを手に戯れる二人。
 その合間に差しはさまれるモノトーンのカット。
 書棚に向かう大雅の背中。
 鏡に自分を映す喪服の詩織。
 本を床にぶちまける大雅。
 鏡に映る自分を拒否するかのように顔をゆがませそむける詩織。
 床に散らばった夥しい書物の中に佇立する大雅。空を睨む。
 鏡に背を向け、目を閉じ息をつく詩織。何かを決意したように?
 ライトを浴びて舞台に立つ大雅。
 雨にぬれた道を走る詩織。
 詩織、大雅のたつ劇場の重い扉を開ける。
 演じる大雅。それを見つめる詩織。憧れるような、ときめいているような表情。
 ソファの上で二人寄り添って水晶を見つめる旧TBのショットで〆。

このタイトルバックだけで物語ができますよ。
なんでこのスタッフはタイトルバックを作る能力だけ突出しているんだろう。
非常に情報量の多い、見事なPVですわー。
本当にこのタイトルバック大好き。
  




 






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Last updated  2010/08/31 04:26:00 PM
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