あなたと夢温泉を見る福岡の北村家
義弟春樹、大雅を見る
同じテレビ番組を見る詩織親子
大雅が気になる詩織
事務所にて
大雅の話題に動揺を隠せない詩織
学童場面
甚だしく不要。ソラエピ全くいらない。暗い表情の母親登場なんてフラグ立てるな。
ソラ転校海哀しむ、お別れ言えなかった海のために大雅が一肌脱ぐとか、そんなくだらないエピソード突っ込んできそうな予感。
でもここまで不必要な少年を押し出すからには、何らかの形で利用はしないと本当に意味不明になるからなあ。
でもここが毎回のブレーキになってるんだよね。ストーリーに全然絡まないんだもん。
楠家
夕飯作る次男坊。寂しいと言いつつつまみ食いする長男。月給1万7000円だったと嘆く弟に1万円の小遣いをやろうとするも、いいと言われたらすぐひっこめるちゃっかリスト大貴。
この兄弟は和む。そして大貴の口から海の誕生日が日曜であることを聞き出すのだ。
尋ねてくる桜
夢温泉の新聞記事を持ってくる。家族でそれを読み、感きわまる大雅。
ここ、大雅泣いてませんよ。
ていうか、わざとらしく後ろを向いて泣いたりせんわ!ですよ。乙女じゃあるまいし。
感激してる顔を見られたくなかったってことでしょう。だがしかし、そっち向きだと桜からは見えるんじゃないだろうか。
パーティのことを話す詩織親子
ご飯何する?聞かれて海は「大雅さんが作ってくれたの。大雅さん作ってくれないかなあ」
詩織の脳裏に浮かぶ楠家で一緒に料理した思い出。詩織、幸せそうな表情。彼女の中でそれは幸福な思い出になってたのね。
でも、頼っちゃいけない、甘えちゃいけないと諭す詩織。
海は聞きわけが良いです。
けど多分、海に言いながら、詩織は自分に言い聞かせています。
桜を送る大雅
何気ない会話を交わす二人。桜が可愛い。毒づきながらも可愛い。
彼女も直球勝負の子。大雅と非常に似ています。
先輩が好き、というのに「俺もお前のこと案外好きだ~」と御間抜けな返事をかえす大雅。
だから桜は分からせるために大雅のほっぺにキス。
狼狽しまくり写真週刊誌を心配する大雅。
でも見てたのは――
お約束通り、目撃する詩織。逃げるように去る。「行けば」と桜。「でも、私の方が幸せにできるよ。絶対幸せにしてあげる」とのたまう。だがしかし、大雅は詩織を追うのであった。
スーパーまで追いかけてきて、そこへ出てくる詩織。無視して去ろうとするが、追いすがって弁明しきりの大雅。「ずっと話したかった」
桜の方がお似合いだと言う詩織。いくらでも恋すればいい、私の人生の中では恋する時間は終わったのだと断言する詩織。
その彼女に、誰だって恋をするんだ!なんで恋をしないなんて言いきれるんだと大雅。
「だからしなければいいだけのことじゃない。誰も愛さず誰からも愛されず。」
「そんなことできると思ってるのか?」
「できるかどうかじゃなくてするのよ。あたしはする!」
と、敢えて強い口調で宣言する詩織なのですが。
今までの詩織の勝気さとは違う、完全に大雅と桜に<嫉妬>しているのが明らかな様子です。
でも、大雅は多分詩織がジェラシーに悶々としてるなんて思いもしていません。
「何なんだよ、その強がり」
「大雅のことなんて何とも思ってないって伝えようと思ってた」とまたまたわざと大雅を傷つけるようなことを言ってしまう詩織。
本当に彼女は大雅にだけは甘えたくります。
そして、もらったお土産も大雅に突き返すのです。
わざわざ鍵につけて使ってたのにそれを外して。
押し付けられて受け取っちゃう大雅君。
でも、なのに!往生際悪く、海の誕生日楠家で祝えないかと誘ってしまうのです。もちろんあっさり断られますが。
ここでもはっきりとわかることは、大雅がほんっとうに裏表のない人間だってことです。
今までも書いてきたかもしれませんが、この子の発想には人心の裏というものがありません。だから人の発言を額面通り受け取り、信じこんじゃうんです。
人間は心と裏腹の言葉を弄する生き物なのにね。
大雅自身が裏表がなく、心に思ったことをストレートに表出する人間です。だから人を疑わないし、信用するいい子ではありえてる。けど、俳優としてはマイナスですよねえ。人間の心の機微を理解できないってことですもん。素直だけではいかんのです。
詩織はきっぱりして竹を割ったような性格に見えますが、実は分厚いよろいを纏っていて本心を人にさとらせません。何を考えているのか掴めない人物です。ところが大雅にだけはとうとうむき出しの自分をさらけ出してます。嫉妬を隠しもせずに大雅に八つ当たりしてるのがその証拠。でもどうやら、詩織自身は自分が嫉妬してるなんて自覚してないかも。
歩き去った後に、「これでいいんだ」と呟いていますから。多分、これ以上深入りしないために敢えて大雅を突き放したというつもりでいるのでしょう。
残された大雅は何が何だかわけがわからない様子。
バイト探しにいそしむ大雅。立ち寄ったアイスクリームショップの車にはスタッフ募集の張り紙が。そこに現れる大雅ストーカーいらぶー。
しばらく仕事を休んで有名な演出家のワークショップに行くつもりだといういらぶーは、一緒に来ないかと大雅を誘います。
大雅のやる気に火がつきました。
とにかく役者稼業もがんばる、生計を立てるためにバイトもがんばる。自分の足で立つということをやっと自力で実行し始めた大雅です。
事務所の社長も応援してくれます。
が、社長は同時に気になっていた詩織と大雅の関係についても、大雅に諫言するのです。
お前の身の程を知れ。ということ。親子を引き受けられる人間か、ということです。
それを聞いて、そして詩織の態度や様子を見て、いろいろと考えることがあったのでしょう。
夜の道すがら、突き返されたお土産のピンクの石を眺めて、彼は静かに決意します。
詩織を――この恋を、完全に終わらせることを。
その表情は穏やかです。社長の言うように、自分には資格がない。自分が諦めることが詩織を楽にすることだと思ったのでしょうか。
海の誕生日。海の存在のかけがえのなさを実感する詩織。海におねだりされ、アイスクリームショップへ。
とりあえず、中盤はここまで。