Happy concert 第41回定期演奏会
開催日:2024.2.24(土) 13:30開演場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ小ホール(320名収容)長野医療衛生専門学校 音楽療法士学科の第41回定期演奏会Happy concertへ行ってきました。プログラム開演前0.ディズニーメドレー フルート・アコーディオン第1部1.オー・シャンゼリゼ ミュージックベル3年生2.千本桜 ミュージックベル3年生3.銀河鉄道999 合奏・全学年4.アラジン・メドレー 合奏・全学年第2部5.どこまでも~How Far I'll Go~ 独唱6.Compass of Your Heart 女性合唱7.“TITANIC” Suite フルート独奏8.花を探して 音楽療法体験第3部9.『秋の瞳』より「美しいもの、竜舌蘭、黎明」 独唱10.Winding Road アカペラ三部合唱11.Immer Kleiner(だんだん小さく) クラリネット独奏12.いのちの歌 独唱13.Baby,God Bless You ピアノ独奏第4部14.Salve Regina 合唱・全学年15.「HANA」 合唱・全学年16.夜明けから日暮れまで 合唱・全学年レポートディズニーメドレー開演15分ほど前からフルートとアコーディオンのデュオが登場しての演奏となりました。一口にディズニーメドレーとしていますが、6分超の大曲で覚えきれないほどの曲が出てきました。私的に印象に残ったのはラプンツェルの明日への扉とスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスですが、じつにお見事な内容でした。オー・シャンゼリゼ~千本桜小ホールのステージ奥のバルコニーに奏者が並んでの演奏となりました。これまで私が見てきた小ホールでの公演では、まずここで演奏することはなかったので、とても新鮮な感じがありました。そしていつも感じるのですがミュージックベルって音をつなげるのが直感的にできないからすごく大変そう…というのがあるのですが、アップテンポの千本桜でも音が外れることなく素晴らしい演奏でした。銀河鉄道999~アラジン・メドレー上田ブラスフェストの副実行委員長でオーボエ奏者の石井聡恵氏による指揮で、吹奏楽編成による演奏となりました。やはり小ホールでの吹奏楽はなかなかの迫力があり、ソロ演奏も楽しませていただきました。どこまでも~How Far I'll Go~モアナと伝説の海の主題歌ですが、この曲は吹奏楽で演奏したことがあるのですが、改めて独唱で聴くと断然歌唱の方が曲の持つ力がダイレクトに表現されていいなと感じました。Compass of Your Heartこちらは6人による女声合唱での演奏となりました。この曲も昨年吹奏楽で演奏したばかりで記憶に新しいところだったので、こんな歌詞がついていたのか!ということで歌唱もユニゾン、ハーモニー、ソロが多彩に出てきてシンドバットの冒険の様子がリアルに感じられる素晴らしいものでした。“TITANIC” Suiteフルートのピアノのデュオによる演奏となりましたが、「Main Title」「サウザンプトン」「John Ryan&s Polka」「トラブル発生」「My heart will go on」の5曲が映画のストーリーと連動する形で演奏され、映画のイメージ映像とともに楽しませていただきました。花を探して音楽療法体験ということで、学生の皆さんが普段行っているセッションを体験させていただきました。テーマとして花を探してということで、スミレの花咲く頃、ひまわり娘、秋桜、シクラメンのかほりの4曲で四季を花の四季を感じることができました。その後は観客参加型の体験ということで赤・青・緑の3種類のトーンチャイムを使ってたんぽぽの歌でそれぞれ決められたところで楽器を鳴らすこととなりました。続いて「花は咲く」で振付の練習をしましたが、意外と難しい…私自身は半分もできていなかった感じですが、音楽療法ってこんな感じでやるのかな?ということがわかりよい勉強となりました。『秋の瞳』より「美しいもの、竜舌蘭、黎明」大正14年に八木重吉が書いた詩集「秋の瞳」に木下牧子氏が作曲した曲集から厳選した3曲の独唱となりました。心が洗われるような美しい歌声に聴き入り、癒されるひとときになりました。Winding Roadアカペラ三部合唱での演奏となりました。絢香とコブクロが合作した曲とのことですが、女声三部合唱の響きは大変素晴らしく、アカペラの魅力を再確認した次第です。Immer Kleiner(だんだん小さく)クラリネット吹きならよく知っている曲かと思いますが、まずは組みあがった状態で演奏。そしてベルを外して演奏。次に下管を外して演奏。さらに上管を外して演奏。そしてバレルを外して演奏。最後はマウスピースだけで演奏!ということで、外した後のジャスチャーをいかに面白くやるというのも楽しさ倍増の秘訣かなと思いました。いのちの歌連続テレビ小説だんだんでマナカナが歌った曲ということで、この曲を聴くと隠岐に行った時のことを想い出します。もう14年も前のことですが、改めて音楽と想い出はリンクされるものなのだなと感じました。Baby,God Bless You清塚信也氏の楽曲で「おめでとう」という想いが込められた曲とのことで、考えてみれば音楽は祝いごとでも欠かせないもの…。勝者を讃える特賞歌。有名なところで祝典行進曲。海外ものでは祝典序曲など挙げればキリがないところです。そんなことを考えつつ、おめでとうの気持ちをしみじみと感じるひとときになりました。Salve Regina~「HANA」~夜明けから日暮れまで第4部は、全員での合唱となりました。Salve Reginaは、17世紀以降作曲のかなり新しい時代のグレゴリオ聖歌ということで、三部合唱のアカペラが見事でした。そして「HAHA」は、1900年から2004年までの花にまつわる日本のポップス曲のメドレーで、出てくるのは4曲くらいかな?と思ったら数えきれない程の曲が展開され、その名曲盛りに圧倒されました。締めくくりの夜明けから日暮れまでは東日本大震災を契機に生まれた曲とのことで、「鎮魂と再生への祈り」が歌詞に込められており、能登半島地震災害義援金の募金の呼びかけと合わせて音楽療法士として心意気が感じられました。