カテゴリ:本
角田光代 meets アキ・カウリスマキ with 100%ORANGE。 全部好きな人たちです。 100%ORANGEによる ピンク+水色+白 の絵本のような表紙。 これは角田光代さんによる、 カウリスマキの『過去のない男』の感想文だそう。 この映画も何度みたことか・・ (10ミニッツオールダー(かな?)のカウリスマキの短編でも これの続きと思われる話がありました。) その土地に到着した途端、地元の男たちに暴力をふるわれ 過去の記憶をなくしてしまった男の話。 だからって、それが気の毒っていうわけじゃない。 名前も思い出せない男は、お金もないけど 人に親切にされたり、いろんな出会いがあり、自分の才能も見付け出したり。 過去ってあればいいものでもない。 良い想い出は宝物だけど、過去があるが為に前に進めない場合もあるかもしれない。なんて、なんとなく思ったり。 『銀の鍵』の主人公も、言葉も通じない町で 結局、過去を探す為の糸口でもある、ポケットに入っていた銀の鍵を川に放り投げてしまいました。 こうやってなんにも気にせず、目の前にある現実だけ楽しめることって ほんとうに素敵だと思います。 でも、世の中って、そんなに簡単じゃなかったりするんだなぁ。 シンプルに暮らしたいな。 『REAL SIMPLE』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|