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テーマ:鉄道(23004)
カテゴリ:てつどう写真館 秋田臨海鉄道
今日の記事は昨日の続きなのですが、鉄ネタです。
秋田港ポートタワー「セリオン」の100mの展望室から視線を真下近くに落とすと、線路が線路が広がっております。 JR貨物奥羽線支線(通称「秋田港線」)の「秋田港駅」です。 かなり古い貨物駅で、もとは日本海の海運、雄物川の舟運と鉄道輸送をリンクするために開設された駅ですが、現在貨物の発送・到着はなく、JR貨物~秋田臨海鉄道の受け渡し専用の操車場のような役割だけ保っています。 セリオン 01_08 posted by (C)Traveler Kazu ちょうど、15時発の「南線」の列車が、発車時刻を待っています。 南線は秋田港~向浜の路線で、向浜駅の先にある日本大昭和板紙の製紙工場へ線路が続いています。 かつては、南線の途中から他社の工場や倉庫へ数本の線路が分岐していましたが、現在は全て撤去されています。 (ただ、動画(※)を見ると、秋木への分岐は線路が残っているみたい) 現在、貨物はすべてコンテナです。 セリオン 01_09 posted by (C)Traveler Kazu 秋田臨海鉄道の機関区が併設されています。DD13タイプの「DD56」と入換動車の「DB252」が仲良く停まっています。この機関区には、JR貨物のDE10も仕業検査のため入区します。 セリオン 01_11 posted by (C)Traveler Kazu こちらは展望室から北東側を眺めると見える線路で、「北線」です。 こちらは昔は油槽所やセメントサイロへの専用線が分岐していて、終点の「秋田北港」からは精錬工場への専用線が伸びていました。その秋田製錬への専用線だけが21世紀まで生き残りましたが、現在は荷扱いがなくなって専用線は撤去され、ただ北港駅まで線路が伸びているだけです。北線自体は廃止されておらず、信号回路の保守(線路の錆取)のため、時々機関車が単機で走るそうです。 セリオン 01_13 posted by (C)Traveler Kazu 秋田臨海鉄道の営業案内を見ると、JR貨物のコンテナの保守管理も請け負っているようです。 貨物の発着がない割に構内にコンテナが山積みなのは、そういう理由だったのですね。 これらのコンテナが秋田港駅で取り卸しされているのか、通運会社のトラックで運ばれて来ているのか、気になります。ちなみに秋田貨物駅からトラック輸送しても、20分ほどです。 セリオン 01_12 posted by (C)Traveler Kazu そうこうしているうちに貨物列車が発車し、臨港道路の旧道を渡る踏切に差し掛かりました。 ピ~ッ!と汽笛を鳴らしてゆっくりと通過。ここで踏切に引っかかることはそうそうないので、ドライバーもびっくりでしょう(…営業列車なので時刻は決まっています)。 余談ですが、前後の道路幅が広いのに踏切だけが狭いのは、もともと4車線だった道路が旧道化するにあたり、2車線分を使用しなくなったためです。前後の道路も、元の下り車線は歩道や資材置き場に転用されています。 最後の画像の中央上端に見切れている駐車場とビルがルートインです 秋田臨海鉄道ホームページ いつの間にかリニューアルされて、超立派なHPになりました! 会社概要、営業案内などのほか、保有機関車諸元、貴重な開業当初の写真や、最初で最後の旅客列車「アッキー号」運転を報じる新聞記事など、それに、トップ画像は旧雄物川橋りょうを渡るDE10とDD56の重連牽引コキ車編成という、ファン的見どころ多数! 現在、期間限定でなんと、秋田臨海鉄道南線の前面展望動画がUPされております!旅客列車が走らない貨物専業鉄道の貴重な車窓風景です。しかも、カメラマンが命綱をつけてDE10の前部デッキに立って撮影したとされる秀作です。 (「前面」だから車窓じゃないか・・・) ※動画は来年9月頃までの限定、秋田県立博物館制作で、Youtube使用。昨年の「あきた大鉄道博」用に制作された動画です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月13日 13時47分16秒
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