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カテゴリ:秋田市 勝手に観光案内
少々前にご紹介した、秋田市の寺町(旭北栄町)「鱗勝院山門」の並びに、れんが製の古い塀があります。
寺町れんが塀 (2) posted by (C)Traveler Kazu 右側に見切れている板塀が鱗勝院の板塀(それは新しいもの)。 それに続くように朽ちかけの古い煉瓦塀が、2カ所あります。 寺町れんが塀 posted by (C)Traveler Kazu 古いとはいえ色合いがまちまちで、品質もあまりよくなさそうです。 川端たぬきさんのブログ「二十世紀ひみつ基地」によると、この塀に使われている煉瓦は秋田監獄の囚人が焼いた払下げ品だそうです。 秋田監獄の建設工事のために囚人が製造した煉瓦の余りを譲り受けたとか。 (詳しくは川端たぬきさんのブログ記事をご覧ください) 秋田監獄(→秋田刑務所)のレンガ建築は、最後に残っていた正門の保存の是非が大問題となりましたが結局、平成16年に取り壊されました。完成当初は寒村だったところが現代では完全に中心市街地となり、現地保存、せめて移築を望む専門家や市民と、完全解体処分を望む地元住民との溝が埋まらなかったと記憶しています。 秋田市大町界隈 20 posted by (C)Traveler Kazu コンクリートの本殿が目立つ浄願寺。 川端たぬきさんの記事によると、かつては2つの煉瓦塀は一続きで浄願寺さんのものだったそうですが、昭和36年の秋田国体開催に向けた道路工事で寺域が分断され、その時に煉瓦塀も2つに分かれたそうです。 そして、その道路工事により取り壊された部分には、なんと煉瓦造の山門があったそうです 現存していれば、一丁目小路の突当りに建ち、鱗勝院山門とまさに「並んで」名所になっていたことでしょう。 秋田市寺町のれんが塀 秋田県秋田市旭北栄町 google map(秋田駅~れんが塀 徒歩経路) 鱗勝院への経路を示しますが、到着直前の十字路を挟むようにれんが塀があります。 ※一般の寺院ですので、お寺さんのご迷惑にならぬようお願い致します。 列車・バスのかた…JR秋田駅西口より、徒歩20分程度(1.6kmほど)広小路を歩き、突き当りすぐ右側の橋を渡り小路をなお直進。 バスは、秋田駅西口5番線より【131】寺内経由将軍野線「市民生協入口ゆき」で7分、「鉄砲町」下車、少し戻る お車のかた…近隣のコインパーキングを利用してください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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