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カテゴリ:ドライブ&道の駅
「一里塚」とは、江戸時代、街道をゆく人々に距離を知らせるために街道の両側に設置された、土塁と植樹をもって形作られた目印です。道路の近代化に伴ってほとんどが除去されてしまいましたが、秋田県大仙市には、道を挟んで両側の塚がどちらも残る場所があります。
道の駅かみおか 1 posted by (C)Traveler Kazu 羽州街道、時代が巡って現在は国道13号線の両側に今もたたずむ一里塚。 現地の解説板によるとこの一里塚は、江戸の材木町(日本橋から一里)から数えて133番目といわれ、秋田藩内に入ってからは21番目の一里塚だということです。 道の駅かみおか 2 posted by (C)Traveler Kazu 道路の対岸には、「長沼」という沼があります。 河跡湖のように見えますが、地形図で見ますと小河川の一部区間が堰止湖になっているようにも見えます。 この場所の地理院地図がこちら(国土地理院へ)。 地図を東側にスクロールして頂くと見えてくる「大浦沼」は、雄物川の河跡湖だと思うのですが、いかがでしょうか? その近くの「北楢岡」は街村ですね。商店までは地形図では読み取れませんがもちろんあり、寺社あり郵便局あり、昭和30年までは村役場ありと条件は揃っています。 さて・・・ 北楢岡の話は余計でしたが・・・ この一里塚は、一般の方でも非常に気軽に見学できる場所にございます。 国道沿いだから当たり前じゃね~かという見方もありますが 道の駅かみおか 3 posted by (C)Traveler Kazu 目の前に「道の駅」があるのでございます。 その名も「道の駅かみおか 茶屋っこ一里塚」 秋田県内の道の駅の中では初期にできた道の駅、かつ、小ぶりな道の駅ですが、何気に秋田~大曲間では唯一の道の駅となっております(「道の駅協和」は46号線)。 道の駅かみおか 4 posted by (C)Traveler Kazu (5月上旬撮影) ここの名物「味どうらくソフト」 味どうらくとは何ぞや・・・秋田県民御用達の「万能つゆ」のこと。 山形でいえば「味マルジュウ」に当たる、炒めものから麺つゆ、鍋つゆに至るまで、醤油味にしたいなら何にでも使われるミラクル調味料。秋田県内全域余すところなく流通して、スーパーの特売品の中でも卵と並んで人気の的と思われます。おかげで、どこに行っても「味どうらく味」の料理に出くわします(笑) ・・・今のところ「味どうらくスープのラーメン」には行き当ったことはありませんねえ。
この「味どうらくの里」の販売元「東北醤油」さんが、ここから少し南下した神宮寺にある会社さんでして、その縁で「味どうらくソフト」が発売されております 道の駅かみおか 6 posted by (C)Traveler Kazu ほんのり茶色。 味のほうは、意外にも「甘い」お味です。「味どうらくの里」実物はしょっぱさの中に甘さを感じるのが特徴なのですが、その「甘さ」イメージをよく表しています。ちなみに、しょっぱくはありません。 道の駅かみおか 5 posted by (C)Traveler Kazu 調子に乗ったか否か??? 「味どうらくの里ラスク」なる品も物販コーナーで販売中。 こちらは買ってきましたが、いまだに封を切っていません。 どんな味がするんでしょう??? 道の駅かみおか 茶屋っこ一里塚 秋田県大仙市北楢岡 くるま:国道13号線沿い大仙市北楢岡地内 刈和野バイパスと神宮寺バイパスの間の、現道を改良して供用している区間にあります 秋田自動車道「西仙北スマートIC」(ETC専用)から刈和野経由で10分ほど 列車・バス:JR奥羽本線「刈和野駅」より、徒歩45分ほど 大仙市コミュニティバス杉山田線(羽後交通運行 大曲BT~神宮寺駅前角~刈和野駅前~杉山田)が この国道13号線を通るようですが、道の駅近隣にバス停があるかどうか未確認です。 (ストリートビューでは、南方数百mの交差点付近にバス停が写っていますが) 杉山田線時刻表(羽後交通へ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年07月30日 02時16分33秒
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