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カテゴリ:秋田市 勝手に観光案内
秋田市の城跡公園「千秋公園」をお散歩していますが、最後に、公園の西側へ回ってみましょう。本丸から一段降りた、二の丸との間の高さのところで、感覚的には公園の「裏側」となるためか、観光客はおろか、一般市民もあまり立ち入らないエリアです(もちろん、立ち入り禁止ではありません)。
人知れず静寂のこの場所に、こんな意外なモノがあります。 千秋公園 茶室(2) 01 posted by (C)Traveler Kazu 加藤清正由来の手水鉢 「清正の井」というと、数年前に人気沸騰した、東京の明治神宮にある有名なパワースポットですが、遠く離れた外様大名秋田の佐竹氏が、加藤清正由来の手水鉢を持っていた…。 秋田県の観光情報サイト「あきたファン.com」によると、秀吉の朝鮮出兵の折に加藤清正が持ち帰り秀吉に献上、大坂城に置かれていたが、石田三成の取り計らいで当時常陸国太田(いまの常陸太田市近辺)を治めていた佐竹家に移された、ということです。 佐竹家は関ヶ原の戦いでは中立(簡単に言うと「どっちつかず」)を決め込んだため先祖伝来の常陸国から転封。そのとき常陸の土地や色々な物を諦めたそうですが、この手水鉢はよほど大切なものだったようで、わざわざ海路で運ばせたそうです。そんな意味で、「究極のパワースポット」ですよと、あきたファン.ドッと.コムには紹介されてます。廃藩置県後、一旦は土崎港の有力者宅に置かれたものの、その後千秋公園にやってきたそうです。 本家?の明治神宮の「清正井」ですが、パワーをもらえるという説と、パワーを吸い取られるという説があるようですね 千秋公園 茶室(1) 01 posted by (C)Traveler Kazu 茶室「宣庵」 昭和28年、秋田市建都350年記念として市内の茶人有志により建設され、秋田市に寄贈された茶室。 現在でもイベントとして茶会が催されるほか、公園の施設なので、個人の茶道の会などでも申請を出せば使うことができる「市民の茶室」です。 例の手水鉢はこの茶室の庭にあります。 千秋公園 鐘楼 01 posted by (C)Traveler Kazu 茶室からもう1段降りたところに鐘楼があります。 現在でも、毎日あさ7時とよる9時に鐘が衝かれ、市民に時刻をお知らせしてくれています。 市のHPによると、現在でも佐竹家家臣の末裔が衝いているそうです。 茶室と鐘楼の場所はここです→google 地図 池のほとりの建物が茶室、左下隅の正方形が鐘楼 千秋公園御隅櫓 01 posted by (C)Traveler Kazu 久保田城 御隅櫓 最後にご紹介するのは、公園の北西隅にある「御隅櫓」です。 藩政時代にもこの場所には隅櫓(矢倉)があったそうですが、現在のものは秋田市制100周年を記念して、史実を参考にした2階建てに模擬天守タイプの展望台を載せた施設となっております。石垣も天守もなかった久保田城の憧れだったんかなあ?? 内部は佐竹家や久保田城に関する説明や資料の展示で、佐竹家所蔵の美術品・刀剣類の展示が中心の「佐竹史料館」とすみ分けがされています。 市街地を一望 01 posted by (C)Traveler Kazu 御隅櫓より1段下がったところに、斜面に張り出した部分があって、そこに東屋がありました。 だいぶ木々が生い茂っていますが展望が効き、北西方向(保戸野、泉方面)を眺めることができます。 御隅櫓の場所はこちら→google 地図 いかがでしたか?千秋公園。 秋田駅から徒歩5分、街のど真ん中に、自然と歴史ロマンあふれる素敵な公園。 秋田市に観光でおいでになったらぜひコースに組み入れてくださいませ …そういえば、最近、千秋公園で野生の「カモシカ」を見なくなったなぁ
最近、白玉食べてないなあ…。 お家ではおやつとしてこしあん乗せで、学校給食ではスープ仕立てで。懐かしい ちなみに給食で出ていたのはこのタイプ。さすがに何百人分も手ごねは無理ですね。。。
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最終更新日
2015年11月07日 11時12分36秒
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