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旅とメシと鉄道と酒と温泉と…あと何だ??

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2015年11月08日
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カテゴリ:勝手に温泉案内
先日、久々に「男鹿温泉」のお風呂に入ってきました!
「あきた日帰り温泉」の本を参考に選んだ立ち寄り先は…


萬盛閣 02.JPG

男鹿温泉 網元の宿 男鹿萬盛閣さんにしました!
(↑ リンク)
男鹿萬盛閣さんは男鹿温泉郷の集落の中心近く、ほかの旅館より僅かに高い場所にあります。

「男鹿温泉郷」について解説しますと、「男鹿温泉郷」は、秋田県にある「なまはげ」で有名な観光地「男鹿半島」の北海岸「北浦」地域に湧いている温泉で、日本書紀にも登場する古湯でございます。温泉観光地としての活動は戦後始まり、高度成長の波に乗って地位を確立した温泉地です。
(地図はこちら

日帰り入浴は15:00~20:00、料金はひとり550円となっておりますが、「あきた日帰り温泉2015」提示により200円引きの350円で入浴しました!

外観、内装とも昭和の香りが…というより昭和そのものの館内です。しかし清掃は行き届き、お花が活けてあって寂しい感じはあまりしません。
レトロ満点のフロントで受付を済ませて、浴場は2階。エレベータで2階に上がりました。


IMG_20151104_174258.jpg

浴場の前にはかなり広いロビーが広がっていました。
1階のフロントロビーにあった館内案内図を見ると、ここはかつて「遊戯室」を兼ねていたようです!


IMG_20151104_174340.jpg

ダイヤル式電話!!
超懐かしい!…とは言わないけれども、現役のものは数年ぶりに見ました。数年前よく利用していた秋田市内の公共施設の内線電話もダイヤル電話で、一瞬、かけ方を思い出せませんでした(笑)


IMG_20151104_174315.jpg

結構古そうな安全剃刀の自販機。残念ながら?売り切れでした。
ここには他にお飲み物の自動販売機(市中と同価格)と、マッサージ用のベッドがありました。


さて、いよいよお風呂へ!!
暖簾をくぐると・・・


IMG_20151104_165927.jpg

たたみ敷きの穏やかな雰囲気の踏込みが、湯への期待を誘います音符

お風呂の自前写真はここまで。脱衣場は洗面やお手洗いも含めてリフォームしてあって綺麗です。
大浴場は男子浴室と女子浴室との設定がありますが、フロントロビーの案内図を見ると、広さが違うようです。「女子浴室」の方が「男子浴室」の半分程度の狭さという、会社の慰安旅行が多かった昭和の時代性を反映した構造です。なお、現在は時間入れ替え制になっており、宿泊なら女性の方も広いお風呂を楽しめます。この時間は広い方が殿方湯でした。

洗い場は10人分に、10人は余裕で入れる浴槽がひとつです。
湯は濃い茶色で、ナトリウム-塩化物泉という海岸の湯らしい湯です。循環、加水はなく、湯量で温度を調節。
消毒臭もない、いい湯でした温泉

温泉浴室の写真はこちら(楽天トラベル)

さて、湯上り、自販のスポドリ水分補給してからロビーへ下り、ロビー周りを拝見しました。


IMG_20151104_180736.jpg

何か、いい~感じ。
売店の陳列数が少ないのは止むを得ないとして、時が止まったような売店。その隣は・・・


IMG_20151104_180816.jpg

スナックでござる!
どーんと大きい温泉ホテルでバーやスナックがあるのは見たことがありますが、この規模の旅館でスナックの設備があるあたり、過去の活況の名残が感じられます。男鹿温泉はバス通りにもスナックや小料理屋が立ち並ぶ県内随一(唯一?)の歓楽温泉地でした。ロビーでお花を生けていた女将さんにお話を伺ったところ、今では外の飲み屋に繰り出す人はほとんどなく、館内のこのスナックもほとんど使っていないということでした。しかしお店をちゃんと開けていらっしゃることに感動!

女将さんに謝辞を述べて、萬盛閣さんを後に…しようとしましたが、そう簡単には我々を帰してくれないようです(笑)
またまた目を引く往年のアクセサリーたち!!


IMG_20151104_181010.jpg

昔からの旅館では今でも見られますが、エージェント各社との「協定旅館」の看板がずらり。
そして・・・!!


IMG_20151104_181045.jpg

旧塗装時代の「全日空スカイホリデー」(ANAスカイホリデー)!
1980年代前半~半ばには、ANAは現行のロゴに移行しているので、このステッカーはそれ以前に貼付されたものと思われます。その頃は今の秋田空港は開港する前で、秋田市割山の浜辺にあったちっちゃな空港に来ていた便は64人乗りのYS-11が最大という時代、大量の誘客はなかったかもしれません。「スカイホリデー」自体は現在も存続していますが、萬盛閣さんが契約を続けているのかどうかは分かりません。


最近お客さんが少なくなって苦労している男鹿温泉ですが、観光会館でなまはげ太鼓の演奏を夜な夜な披露したり、入道崎へ夕陽を見に行くミニツアーを毎夕実施するなど頑張っておられます。JR男鹿線と路線バスを乗り継いで行ける温泉地ですので、次回のご旅行にぜひお組み入れください!

その他詳細情報はこちらへ


列車・路線バスで男鹿温泉「萬盛閣」へ行く!
秋田新幹線の終点「秋田駅」より、JR男鹿線に乗りかえ、「羽立」(はだち)下車。
駅前のバス停より秋田中央交通の路線バス「男鹿温泉ゆき」に乗り換え、39分、「男鹿温泉中央」でお降りください。前方左側に萬盛閣さんはあります。






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最終更新日  2015年11月08日 12時56分20秒
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