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カテゴリ:関東 勝手に観光案内
3連休大旅行の3日目は終日東京滞在。
せっかくカメラ持参で東京に来たので…ニコンに行ってカメラの点検 点検は即日完了するのですが、待ち時間はちょっと長いので、カメラをお預けしてからプチ巡検に出かけました。 カメラはお預けしたので、今回の記事の写真は全部スマホで撮りました。 ★ニコンのことは後日また… 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-23_217 posted by (C)Traveler Kazu 大井町駅 品川区にある、JR京浜東北線とりんかい線(地下)が停まり、東急大井町線の起点駅。 京浜東北線では、品川の次の駅です。 地方の者にはあまり縁のない駅でありまして、私も初下車しました。 ここで降りたのは、JRから東急大井町線(OM01)に乗り換えるため。一旦JR改札を出て再度東急改札へ入場する形のため、駅舎の外へ出てみました(上の写真)。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-23_218 posted by (C)Traveler Kazu 東急大井町線(OM)は、品川区のここ大井町駅~川崎市高津区の溝の口駅までの12.4kmを結んでいる東急電鉄の路線です(二子玉川~溝の口間は田園都市線と複々線)。 品川区と世田谷区の住宅密集地を走っていて、ここ大井町で他社線と接続するほかは東急線以外の路線とは接続していないという、都心から西方向へ路線網を持つ東急各線を連絡する路線としての性格も持っているようです。 ※大井町線の中延駅と、都営浅草線の中延駅との間はたまたま50mほどだが、連絡通路はない
観光とは無縁な、生活感満載の沿線。高架を走ったり地平を走ったり、急カーブがあったり、前の駅から次の駅が見えたりと、イメージしていた「地味~」な電車のイメージを覆す面白さ 途中には「住みたい街ランキング」上位常連の「自由が丘」などもありまして、やがて目的地の駅に到着 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-23_219 posted by (C)Traveler Kazu 等々力駅(とどろき・OM13) 世田谷区等々力にある小さな駅です。 1929年にこの区間が開業した時からある駅で、私鉄の枝線の駅らしく、狭くこじんまりとしています。 それでも、Wikipediaによると乗車人員は14000人あまり/日で、秋田駅よりも多いのです 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-23_220 posted by (C)Traveler Kazu 島式のホーム1面を、複線の上下線が挟むというシンプルなレイアウトの駅です。 駅舎も上下線の間にあり、跨線橋や地下道はなく、駅に出入りするには、今でも構内踏切を渡るようになっています。 画像は「南口」ですが…反対側に見える出口が「北口」です なお、急行は停まりません。 大井町から来る場合で先発が急行の場合は、大岡山でその前の各停に追いつきます。 先発が各停の場合は…黙って各停に乗りましょう。 さて、世田谷区の住宅地「等々力」でなぜ降りたかというと… ピンと来た方はいらっしゃると思いますが… 地理屋の間では聖地?かもしれない、必見のスポットがあるのです それは…駅を出てすぐ、地面も訴える 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-23_221 posted by (C)Traveler Kazu 23区内唯一の渓谷 等々力渓谷 があるんです ここ、知っている人は知っている、知らない人は知らないという、「知る人ぞ知る」というほどマイナーでもないが都民以外の観光客はあまり行かないであろう観光スポットです。 大学の自然地理学・地形学テキストには必ずと言っていいほど登場し、テレビ朝日系「タモリ倶楽部」でも紹介されたことがあるので、地形・地質・地理に興味関心のある方なら名称程度は聞いたことがあるでしょう。 (NHK「ブラタモリ」では紹介されていないみたい) なお、Wikipediaによれば、同じく地形基礎の必須ポイント「国分寺崖線」の一部だということです(ややこしいので省略)。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-23_222 posted by (C)Traveler Kazu 世田谷区のホームページでは「等々力駅より徒歩5分」と紹介されていますが5分もかからず3分ほどで入口に到着できます。 駅から南側に歩くとまもなく「成城石井」があり、その角を右に曲がるとすぐ、渓谷に降りる階段がありました。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-23_223 posted by (C)Traveler Kazu 地底への入口を思わせるワクワクする階段…。 地底ではなく谷底ですけど、上の道路と比べて結構な比高があります。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-23_224 posted by (C)Traveler Kazu 渓谷の上にかかる「ゴルフ橋」から、渓谷を見下ろしたの図。 うわ、数値以上に高く感じる…。 渓谷の幅が狭いからかも。 ちなみに「ゴルフ橋」ですが、1931年のこと、この辺にゴルフ場が出来たことに由来しているとのこと。もちろん、現在はゴルフ場はありませんし、時局悪化もあってか、オープンから10年持たずに無くなったようです。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-23_225 posted by (C)Traveler Kazu 階段を谷底まで降りまして、渓谷より上流の方を眺めるの図。 斜面は鬱蒼とはしていますが、川岸はかなり以前に施工されたとみられる護岸工事が済み。 等々力渓谷を流れる「谷沢川」は、この地点で向きを直角に近い方向に変えています。 実は、太古の昔は、谷沢川はここを南東方向(九品仏川)へ直進し、やがて東京湾へ注いでいたそうです。 ところが、現在の等々力渓谷の下流側にあった別の流れの谷頭侵食が非常に強力で、遂にこの地点で上流から南東方向に向かって流れていた水流を奪って、自分の谷を経て多摩川へ流れるようにしてしまったのです。 これを「河川争奪」といい、世田谷区自然史の中でおそらく1位に輝くであろう地形形成上の大事件の現場なのです ★人工開削説もあるが、根拠が乏しい模様 現・谷沢川によって水流を絶たれてしまった昔の川は、流域の雨水や湧水を集めながら、もともと東京湾方向に流れていた水流が逆方向になり等々力渓谷に合流するようになったという顛末です。現在、その川の名称はズバリ「逆川(さかさがわ)」。ただ、ほとんど暗渠になって、チョロチョロとしか流れていない模様。「逆川」の碑が「成城石井」の向かいに建っているそうです。見逃した…。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-23_226 posted by (C)Traveler Kazu 等々力渓谷を流れる谷沢川自体の水の量も少ないです。 生活排水により荒れかけたが、早い時期での保全により、現在では目に見えたり臭ったりするほどの汚れではありません。 2015 三連休乗車券旅行 2015-11-23_227 posted by (C)Traveler Kazu 入口(ゴルフ橋)のところに建っていた案内図。 かなり長々と説明しましたが、まだ渓谷の入り口の階段を降りただけです この先の地形のワンダーランドが楽しみです 以下、次回 東京都指定名勝 等々力渓谷 東京都世田谷区等々力1-22、2-37~38 電車でお出でのかた… 東急大井町線「等々力駅」下車徒歩約5分 ・渋谷駅より「東急 田園都市線」に乗り、「二子玉川」で乗り換え ・渋谷駅より「東急 東横線」に乗り、「自由が丘」で乗り換え ・東京駅より「JR 京浜東北線」に乗り、「大井町」で乗り換え バスでお出でのかた… 東京駅丸の内南口より、東急バス「【東98】等々力操車所ゆき」で55分ほど 渋谷駅(西口バスターミナル)より、東急バス「【渋82】等々力ゆき」で30分ほど いずれも「等々力」下車、徒歩5分とのことです。 【東98】で東京駅から小1時間。この路線は、東京駅へ乗り入れる唯一の東急バス一般路線で、路線図を見ますと、内幸町、白金などといったところも通るようです。東京タワーや山手線の目黒駅も経由。そして終点(厳密には終点の1つ前)に渓谷があるとあって、都心から気軽に旅気分が味わえる…と度々テレビやバス旅の本で紹介されている路線です。 なお、両路線とも日中の運行便数は1時間当たり3便以上あり、運賃は均一制で現金220円・IC216円です。
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最終更新日
2016年02月09日 03時18分34秒
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