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テーマ:鉄道(23016)
カテゴリ:てつどう写真館 JR東日本
今日はサクッと。
今年の春から、男鹿線で運行を開始した新型電車「EV-E801系 ACCUM」。 男鹿線は非電化路線(架線がない)のため、無煙化以降これまでずっと気動車(ディーゼルカー)またはディーゼル機関車で運行されていました。その男鹿線にまず1編成導入された「電車」です。 男鹿線 1136M 17-09-09 16-12 posted by (C)Traveler Kazu 男鹿線 上二田→出戸浜 架線がないのにパンタグラフを搭載した車両が走っているという。 架線がないのに、電気で走るという。 パンタグラフが畳まれているのに、走っているという。 種明かし…これは、JR東日本が徐々に開発している「蓄電池電車」で、電化区間を走行中か、充電設備のある駅でバッテリーに充電し、非電化区間もバッテリーの電気で走行するという新しいシステムの電車であります。 JRでの導入例は、栃木県の烏山線に続いて2例目。 烏山線で運行されているのは「EV-E301系」という、JR東日本が独自に開発した直流用の蓄電池電車ですが、ここ男鹿線で運行されているのは「EV-E801系」という、JR九州が開発して、今春から筑豊本線(若松線)周辺で本格的に使用を開始した「BEC819系”DENCHA”」を寒冷地仕様にカスタマイズした交流用の蓄電池電車です。 システムをカスタマイズして登場するのかと思いきや、車体そのものまで九州のBEC819系とおんなじ。正面のデカい行先表示も、側面LED表示の大きさも同じ。 (内外装は、いわゆる「水戸岡デザイン」ではありません) JR各社は新幹線の一部を除いて、各社独自で車両開発を進めてきていましたが、ここにきて、他社開発の車両を導入する事例が出てきつつあります(北海道の新型気動車は東日本の新型気動車を、東日本の新型レール輸送車は東海のレール輸送車を、それぞれベースにした車両を導入予定)。全国画一だった国鉄時代にちょっと戻る感じですね。 撮影場所は「撮影ポイント」としてご紹介するにはちょっと足らない雰囲気の踏切ですが、潟上市役所近くの踏切です。道の駅てんのう(天王グリーンランド)も至近なので、地元では新駅を要望する声も出ているみたいです。 お車でお越しのかたは、市役所の駐車場へ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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