|
カテゴリ:街の風景写真館
秋田県内で名を馳せた「滝温泉」の、2019年夏の様子(惨状?)をご紹介している2回目です。
なお、「滝温泉」は由利本荘市の「滝」というところ(地名)にあったので「滝温泉」でありまして、滝つぼが湯舟代わりの全国区秘湯名所「川原毛大湯滝」(湯沢市)のことではございません。 期待外れでした? まあ、そうおっしゃらずに、旧「滝温泉」にもお付き合いくださいませ。 滝温泉はコンクリ造りの本館と新館、木造で朽ち果て寸前の旧館(?)、それに、本館と新館との間に浴場棟という4つの建物から成っておりました。それらは前回、ご紹介しました。 なお、当ブログは廃墟ブログではないので、建物内部の画像はございません また、google mapに2019年1月に登録された画像を見ると、現在も敷地内まで除雪が入っているみたいです。つまり、管理の手は入っているとお考えください。 奥が滝温泉の新館だった建物ですが、手前に商店風の建物が2棟あります。 昔は、湯治客相手に十分商売できたんでしょうね。あるいは、滝温泉に酒などを納めていたのかもしれません。 ちなみに(旧)滝温泉の立地条件はこうです ポツンと一〇家的なトコで、温泉宿のほかに商店も成り立っていたのですから驚きです。 ※近隣に民家があることはあるので、かの番組の取材対象にはなりにくいと思われます。 バス停です。 「(旧)滝温泉」というバス停です。 この名称からお分かりかと思いますが、無人エリアながら、このバス停は現役なんです 以前は、秋田県最大のバス会社「羽後交通」の「中田代線」という路線が、本荘営業所から来ていましたが、現在は、道の駅おおうち(羽後岩谷駅の裏手)から「由利本荘市コミュニティバス中田代線」が平日6往復、ここまで到達しています(ただし、「(旧)滝温泉」を含む末端部はデマンド運行)。 消え去った広告主が物悲しい…。 もっとも、このベンチに腰掛けバスを待つ人は、現在いらっしゃるのでしょうか。 なお、「清酒出羽鶴」は、「刈穂」とともに「秋田清酒」の関連会社となって盛業中。 ちなみに、出羽鶴は内陸の大仙市南外(旧南外村)の蔵。 なぜ、由利本荘(沿岸というくくり)なのに本荘の蔵の酒ではないのか…実は、あまりに奥地で、本荘も南外も距離は大して変わらないんです。
バスが転回できる広場に建つ古い物置に、往年の広告が残っていました。 キリンの看板もあるように、商店はやはり酒屋だったようですね。 でも、「麒麟」の絵が描かれておらずコーポレートロゴだけの看板なので、大昔のものという訳でもなさそう。 現在の「(旧)滝温泉」バス停。 手前の轍は県道のもので、左に行くと大内方面、右に行くと、険しい峠を越えて東由利に出ます。 いまや、温泉客がいなくなった温泉のバス停に、1日数回小型バスがやってくるのみですが、羽後交通時代には大型車が運用され、しかも、夜間滞泊があったのです。もちろん、運転手さんは滝温泉に宿泊。本荘から片道2時間近くかかる路線でしたから無理もありません。 泊まった時に、バスがいる写真も撮ったような気がしますが…ネガか印画を見つけ出したら別途ご紹介したいと思います。 早く見たい!というバスマニアの方は、「羽後交通 滝温泉」で画像検索 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[街の風景写真館] カテゴリの最新記事
|