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カテゴリ:街の風景写真館
一般的に、古いお札や正月飾りは、小正月に行われる「どんど焼き」(左義長)でお焚き上げをしてもらいますが、今年は諸事情により小正月までに神社に行けませんでした(忌中だった訳ではありません)。
そうしたところ、秋田市内のある神社では、「どんど焼き」を節分に行うということで、過日、お札やお正月飾りを納めに行ってきました。 三皇熊野神社 本宮 (さんこうくまのじんじゃ) 秋田市街地の南部、雄物川にほど近い「牛島」という地区にある神社です。 ホームページによりますと、江戸時代より「三光大神として、『日、月、星』をお祀りする神社」とされているそうで、古来より、御祈願を受けると運命光り輝くと言われているそうです。 厄除け開運、八方除、縁結び、安産の神様ということであります。 小規模な神社かと思えばさにあらず、神職をはじめ職員の方が常駐してお札の授与所が開き、奉仕神社(現代流に言ってしまうと「管理している神社」)は秋田市域を中心に10社以上を数える神社です。 拝殿です。 この日は、社務所で何らかの集まりがあったようですが、それ以外には特に行事はありませんでした。それでも、滞在した10数分間に、次々と参拝客が訪れていました。 若い子たちのグループも、参拝して帰ってゆきました。 秋田では、毎日のように神社を参拝するような風習は薄いのですが、近所に立派な神社があれば信心深い方が多いようですね。 境内には大きな木が生えており、市の保存樹に指定されています。 樹齢推定150年…と昭和49年(1974年)に建てられた説明看板に書かれていました。 そうすると、現在(2020年)時点ではおよそ190年となります。200年の大台まであと10年くらい。 根元には、小さな祠がお祀りされていました。 二ツ井の大イチョウを見に行ったときもそうですが、大樹の下には祠あり! この木の後ろ側に、境内社がひとつあります。 正面のちょっと見づらい位置に石碑があり、「元治元年」の刻印があります。 幕末ですが、まだ徳川政権下にあった頃のものです。「元治」は2年しかなかったようで、すぐ「慶応」になりました。 (慶応の次が明治) ちなみに、同じ秋田市牛島地区の西の反対側、牛島商店街の中には「三皇熊野神社里宮」があります。 かつては、本宮(ここ)が「三皇神社」、里宮が「熊野神社」とされ、里宮は牛島村の下丁の産土神として親しまれたそうです。もとをたどれば熊野神社は三皇神社(ここ)の分祀だったそうですが、明治時代に合祀されたということです。 (参考:公式ホームページ) ところで、こちらのおみくじは、筒を振って出た数字のおみくじを授与していただく方式ですが、その筒が巨大なんです 大人でも抱えないとおみくじを引けません(苦笑) …で、ひいた結果は散々であったという 三皇熊野神社本宮 秋田市牛島西3丁目10-11 ・本宮と里宮共通の公式ホームページとFacebookがあります 列車・バスでのアクセス JR羽越本線「羽後牛島駅」より徒歩15分程度。 羽後牛島駅の西口(正面側)を出て、左へずっと進むと到達します。 マイカーでのアクセス 国道13号線「古川添」(「ラウンドワン」がある)交差点を南へ入り直進、生協(CO-OP)を過ぎて2つ目の信号を左折。 駐車場は境内にあります。
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