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カテゴリ:ドライブ&道の駅
1か月ほど前のことですが、国道7号「下浜道路」(しもはまどうろ)がめでたく開通しました
「下浜道路」は、秋田市の沿岸最南部「下浜地区」の集落を迂回する形で建設が進められていた国道7号の一般道路で(自動車専用ではない)、南は秋田市下浜羽川の市境付近~北は秋田市浜田のJR桂根駅付近まで、一挙に6.2kmが整備された道路です。これにより、大型車が行き交う1ケタ番号の幹線国道ながら対面通行をかろうじて確保できていた程度の狭い路幅により40km/h制限となっていたにも関わらず重大事故が多発していた下浜集落を通過する必要はなくなりました。 工事は10年近く行われ、さらに、始終点2つの跨線橋が非常に目立つ構造物なので、いつ開通するのか?と怪訝に思っていたドライバーも多かったみたいですが、3月14日(土)の午後3時から通れるようになりました。さっそく、翌日の午後、走りに行ってきました。 秋田市側から由利本荘市方面へ、つまり北から南へ走行したときに助手席から撮影した画像でご紹介します。 真新しいコンクリート舗装がまぶしい この「下浜道路」は、全線4車線規格で設計されているそうですが、現在は暫定2車線となっています。確かに、法面の作り具合は、山側にもう少し広げるつもりっぽい構造です。 自転車が走っていることからお分かりのように、とても立派な道路ですが自動車専用ではありません。途中に信号はないもの、交差点はあります。 北側の入口にあたる交差点(信号あり・この日時点では普通の時差式だと思ったが、感応式とのこと)を通過すると左カーブを切りながら高度を上げ、現道とJR羽越本線を一気に跨ぎます。 高台を通っているので、海の見晴らしは抜群掘割になっている区間もあるので、ずっとオーシャンビューな訳ではないのですが、かなりの区間で海を眺められます。また、歩道は海側にあるので、さっそくランナーの方々が走っていました このオーシャンビュー区間は長いですね。海のすぐそばを通っているように見えますが実際には少し距離があり、本道路と海との間には下浜の集落と、JR羽越本線と国道7号の現道が通っております。 余談ですが、下浜集落は、日本海側における瓦屋根集落の北限とされていたそうです。しかし時代は変化して、新築家屋には瓦でもトタンでもない先進の屋根材を葺くことが多くなってきているみたいですね。 下浜工業団地への分岐。下浜工業団地は、この道路よりもさらに高いところに造成された工業団地です。 信号がないので出づらそう。 工業団地への交差点を過ぎるとすぐ、跨道橋が現れます。この道路は、旧道から工業団地へのアクセス道として機能していた市道で、もともとはただの坂道でしたが、下浜道路建設による掘り下げに伴い跨道橋化されたものです。 ちなみに、跨道橋の上の道を海側(右側)に下りきったところに、鉄道の有名撮影ポイント「下山踏切」があります。また、バイパスの歩道からも羽越本線が俯瞰できそうなところが見当たりましたので、今後、新しい作品が発表されてくるかもしれません。 視界が一気に広がり、進行右手にJRの発電用風車が見えてると、「下浜道路」の区間も終盤です。再び、JR羽越本線と7号線の旧道を跨ぎます。 跨線橋の上からは、鳥海山が真正面によく見えました。ところどころ、チラチラと見えてはいましたが、ここが一番よく見えますね 南側の入口にあたる交差点が近づいてきました。ここには信号はありません。由利本荘方から北上してきて、下浜の集落やJR下浜駅、海水浴場へ行きたい方、秋田市雄和に抜けたい方はここから旧道へ。 旧道と合流し、新設区間はここまで。現道に戻るとすぐ由利本荘市域となります。 ちなみに、JRの築堤に張り付いている廃道っぽいアスファルトは、大昔に実施された橋の架け替え工事で使用された仮設迂回路の痕跡です。30年くらい経つと思うのですが、道路整備の邪魔にならない部分はアスファルトが残されたままです。ちゃんと原状回復しろ~(笑) さて、この道路の開通に合わせて、たいへん見晴らしのよい展望所がひとつ出来ました。 順番的には先にそこへ立ち寄りました。夕陽の穴場かも。 次回、ご紹介します
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最終更新日
2020年04月09日 23時11分21秒
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