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カテゴリ:街の風景写真館
前回までの「房総半島鉄道旅」を完結させるのに1年近くかかっていた間に、ネタが溜まってしまいました。
もちろん、全部ご紹介する必要もないのですが、観光ガイド的なネタ拾いも引き続きしましたので、ご紹介していきたいと思います。 順番は不同。季節外れの内容になるかもしれませんが、お付き合いください。 今年の初詣は、太平山三吉神社総本宮へ。 たまに別の神社にお参りする年もありますが、我が家では「三吉さん」にご挨拶するのが恒例となっております。 ただし、予定の都合で、松が取れたあとの参拝となりました。 参拝したのは、1月11日であります。 これが、正月三が日だと長蛇の列となります。 各酒蔵より、御神酒の奉納がされています。 そんなに大きな神社ではないのですが、初詣の人出は秋田県内トップを誇ります。 拝殿ではちょうど御祈祷の最中で、皆さん終わるのを待っています。 御祈祷が終わるのを待つという風習は、以前はなかったような気がしますが? もっとも、三が日などは、御祈祷が終わるのをお待ちしていたらきりがありませんね。 拝殿の左右に「梵天」が奉納されています。 「梵天」とは、秋田県内でみられる奉納形態で、「梵天(ぼんでん)と呼ばれる依代(よりしろ)を神社に奉納」(引用:太平山三吉神社公式サイト)する祭事です。 町内(地区)単位で奉納する「村梵天」と、企業単位で奉納する場合があり、前者の場合は家内安全、後者の場合は商売繁盛が主な祈願内容となっているようです。また、「秋田駅」(JR)など交通・運輸企業では、安全祈願もあります。 三吉神社総本宮の梵天祭は、毎年1月17日(日付固定)。 武運の神様であるこの神社の梵天祭は「けんか梵天」と呼ばれ、時には殴り合いをしながら我先にと梵天を社殿に奉納する風習がありました。現代では、「けんか」の如く荒々しい奉納風景を見せるのは地区単位の梵天だけで、奉納時間の終盤にまとめて行われます。 企業の梵天は穏やかに(多少駆け出す程度)奉納されます。 ちなみに、写っているのは北都銀行の梵天ですが、社殿の左側には秋田銀行の梵天が奉納されており、しっかりとバランスをとっています。この2行の梵天は年中見られるはずなので、参拝時には見てみると良いでしょう。 日本のまつり探検プロジェクト「まつりと」(キヤノンマーケティング)のYoutubeで動画が公開されています。 旭川流域の町内(神社より西)と太平川流域の町内(神社より東)とで競うのは知らなかったです。旭川側だと、外旭川(水口や梶ノ目:泉外旭川駅の北側)からも奉納があります。 「土崎港」の梵天も見たことがありますが、格段に遠いです。 梵天の話はここまでにして・・・ かつて存在した「秋田市交通局」(市営バス)の職員有志が交通安全祈願で奉納した鳥居と御賽銭箱が現役です。奥宮がある太平山を拝むように設置されています。 順番が前後しますが、古いお札をお納めするために、一旦裏口(広面口)へ出てきました。 「大駐車場」はこちら側にあります。正面にも駐車場がありますが、駐車台数は少なく、駐車場が面している道路が細い一方通行のため、車でお出での方は、大駐車場にお停めになるのが賢明でしょう。 武道場の入口に設けられた臨時納め所。正月三が日にお参りすると、たくさんの古いお札や破魔矢などが山積みになっていて、受取や仕分けをするアルバイトさんもいるほど。 神社の公式サイトによると、どんと祭は1月最終日曜日に、大駐車場で行われるようです。 東北ランキング 太平山三吉神社総本宮 秋田県秋田市広面字赤沼3の2 ・参拝自由 ・御祈祷やお札の授与については、神社の公式サイトを見て下さい 列車・バスでのアクセス JR秋田駅西口より、秋田中央交通バス【300・301】太平線(岩見三内ゆき)、【333】松崎団地線(松崎団地ゆき)、【340・341】赤沼線(秋田駅東口ゆき)に乗車し7分、「三吉神社入口」下車。徒歩5分ほど。 ※赤沼線(340・341系統)に秋田駅東口から乗車しても行けますが、少々遠回りとなります ※運賃の支払いにはSuica/PASMO等交通系IC使えます。乗るときと降りるときの2度タッチ 秋田駅西口からのバスは、右側のバス停に到着します。神社の案内看板の真下 なお、「三吉神社」は秋田市内に複数あります。 ナビを設定する場合は「太平山三吉神社総本宮」、タクシーを依頼する場合は「赤沼(あかぬま)の三吉神社」と依頼するのが良いでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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