由利高原鉄道「矢島駅」に立ち寄ってみた
鳥海方面(花立牧場・法体の滝)ドライブの最後は、ドライブであってもやっぱり駅で〆。由利高原鉄道の矢島駅に立ち寄りましたよ。 当ブログでも何度かご紹介しております矢島駅。1938年に国鉄「羽後矢島駅」として開業し、1985年の第三セクター移管時に現在の「矢島駅」となりました。今のこの駅舎、まだ新しいと思っていましたが、2000年の建築ですでに20年選手です。国鉄時代、旧国名の「羽後」を冠した駅名だったのは、先に開業していた高徳線の屋島駅(香川県)と間違わないようにだそうです。 人影なしの寂しい駅前ですが、商店の屋根越しに鳥海山が見えました。ちなみに、突き当りを右折して進むと天寿酒造。天寿 米から育てた純米酒 ひやおろし1800ml[秋田県](クール便扱い)価格:2970円(税込、送料別) (2021/7/2時点) 天寿 純米吟醸☆☆☆(みつぼし)瓶1回火入れ 720ml[秋田県]価格:1628円(税込、送料別) (2021/7/2時点) 天寿 米から育てた純米酒しぼりたて 720ml[秋田県](クール便扱い)価格:1529円(税込、送料別) (2021/7/2時点) 突き当りを左折して、その次の信号を右折すると、出羽の富士。【冷蔵便】出羽の富士 吟醸 生酒 涼音(すずのね) 720ml価格:1210円(税込、送料別) (2021/7/2時点) 佐藤酒造店 出羽の富士 原酒 芳春 720ml価格:1650円(税込、送料別) (2021/7/2時点) 佐藤酒造店 純米酒 出羽の富士 720ml価格:1782円(税込、送料別) (2021/7/2時点) 豊富な水あるところ、うまい酒あり。矢島は城下町であったので、駅より南側の街並みは古い区割りになっています。どちらの酒蔵へも駅から歩いて少しの距離ですので、列車での来訪が試飲もできて(やっていれば…ですが)便利です。 駅カードをもらいました。JR秋田支社が昨年からやっている配布物で、最初はJRの主要駅だけでしたが、そのうち秋田支社エリア内の私鉄の分も各社1駅づつ作成して配布するようになりました。私鉄分はほかに、秋田内陸縦貫鉄道は阿仁合駅、弘南鉄道は平賀駅、津軽鉄道は津軽中里駅で配布されています。私Kazuは積極的には収集していないのですが、それでも「秋田駅」「泉外旭川駅」に続いて3枚目ゲット。こうなれば収集癖に火が付く???※泉外旭川駅の駅カードは現在配布されていません。 駅前には路線バスも乗り入れます。羽後交通の本荘・伏見線が1日7往復。この路線は、矢島より先の旧鳥海町まで行く路線ですが、本荘~矢島間は由利鉄と競合関係。所要時間、運賃はどっこいどっこい。ですが、本数は列車の方が圧倒的に多いです。なお、路線バスは矢島駅前に寄った後、市の矢島総合支所へ行き、再び矢島駅前に寄ってから本荘または鳥海町へ向かいます。このバス路線では、ちょっと前まで(2019年度まで?)なんと「特急」が矢島~本荘(由利工業高校)間に走っていたのですが、特急はやめたようです。 駐車場から構内をのぞき見ホームは駅舎側の1面だけですが、車両基地を併設しているのでもう3線の線路が敷かれております。ホームは現在使っている部分だけ嵩上げしてありますね。羽後本荘起点23キロポストが見えます。 終端。この先、「秋田県本荘ヨリ矢島ヲ経テ院内ニ至ル鉄道」(※院内:奥羽本線の駅がある)として「鉄道敷設法」にて規定されていましたが、実際に開業したのは本荘から矢島まで(うち、本荘~前郷間は私鉄を買収)。この法律は1987年、国鉄民営化の際に廃止されているので、この先の建設は夢物語に終わりました。 夕暮れの頭出し鳥海山。由利高原鉄道さんでは、「ビール列車」や「忘年会列車」といったイベント列車を多く走らせていました。コロナ禍でそれらのイベントは中止となっているようで、早くまた車内で生ビールを味わいたいものです。以前乗車した「忘年会列車」の様子はこちら→忘年会列車 2017→忘年会列車 2019