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カテゴリ:言語

「英語がまだまだなのに、フランス語なんて」というのは、単に英語とフランス語を差別化した点で理屈としておかしいだけではなく、現実的にも決定的にまちがっている。

 ひとつの言語をモノにするのに必要な労力を100とすると、ひとつモノにしたあと、2番目の外国語をモノにするのに必要な労力は、どんな言語でも最低必要な労力20を差し引いて、20+(100-20)×0.6 = 68ですむ。

 ただし、英語のように学校英語で妙な癖をつけられてしまうと、その癖をとるのに時間がかかってしまう。仮に100のうち80を学校英語の理屈で学んで身につけていたとすれば、その分、2倍の労力がかかるから、その人が英語をモノにするのに必要な労力は20+80×2 = 180となる。

 語学で何かやろうというほどの人はたいてい、英語で80くらいのことはしてきているはずだから、このまま英語をやってモノにするまでには180の労力が必要となる。

 一方、一からフランス語をやれば、何の制約もしがらみもないので、100の労力ですむ。
 仮にそのあとで英語をやろうとすれば、さきほどの計算とおり68でよいので、計168の労力ですむ。

 ところが、作り損ねたマヨネーズみたいになっている英語をあれこれいじくると、労力ばかりがかかり、それだけで180の労力を必要とすることになる。
 これだけを比較しても、(最終目標を英語に絞ったとしても)いったんフランス語に迂回した方が近道である。

 しかも、いつまでも英語に固執して、そのあとでフランス語をやりたいと思っても、最初の外国語に要した労力が基準となるので、次にフランス語をモノにするのに必要な労力は30+150×0.6 = 120となり、最初の英語と合わせると300になる。

 以後、第三、第四、、、の言語となると、次のような差になる。

       フランス語に迂回   作り損ねたマヨネーズに固執
 第三      220.8          384
 第四      264.5          446.4
 第五      302.7          495.8 

 これを見てわかるように、作り損ねたマヨネーズを捨てて、フランス語にかぎらず、いったん何か別の言語を迂回すれば、このまま英語に固執して英語をモノにするのに必要な労力で、3つまで外国語をモノにすることができ、英語から次にもうひとつ言語ヲモノにする労力があれば、それで早くも5つめの言語をモノにしていることになる。

 ウソだと思う人は、一度卵とサラダ油でマヨネーズを作ってみるとよい。
 いったん失敗したら、それを捨てて新たに作り直す方がどれだけ簡単か、自分の目で確かめてみればよい。そのときは、いくらやってもなかな元どおりにならないできそこないのマヨネーズを見つめながら、これが自分の英語の本当の姿なのだということをじっとかみしめてみるがいい。

 日本のような英語教育をしている国では、皮肉なことにこうして英語絶対の論理は崩れるのである。


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最終更新日  2008年10月13日 21時28分00秒
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