|
カテゴリ:言語
× 英語も満足にできないのに、フランス語なんて。 こう言うと、だれもがごく自然になるほどと思う。 冗談じゃない。 そういうおかしなことをそのままにしているから、政府や権力者が自分たちの思いのまま、勝手なことをしでかすのがわかららないのだろうか。 試しにこれをほかのものに置き換えてみる。 × 電気が満足にできないのに、化学なんて。 × 野球がろくにできないのに、サッカーなんて。 これなら、絶対におかしいと思うのに、「英語も満足にできないのに、フランス語なんて」をおかしいと思えないのは、明らかに何物かに洗脳されている証拠である。 いったい、問題はどこにあるのだろうか。もう少し、近いところで考えてみる。 △ 韓国語もろくにできないのに、英語なんて。 △ 北京語もろくにできないのに、英語なんて。 これなら、それなりに納得できる。 同じアジアの人間なら近隣諸国の言語を先に学ぶのが筋というのが一応納得できるからだ。 しかし、英語とフランス語を並べて、英語が先という理屈は納得できない。 歴史的にはフランスの方がはるかに歴史がある国だし、市民革命もフランスが先に起きている。 医学をはじめ、もろもろの科学もフランスの方を先に学んでいる。 もちろん、英語が先であると主張する人たちにもそれなりの言い分はあろうけれども、無条件で決められる筋合いのものではない。 学習段階として、英語を習得しなければフランス語を習得できないというものでもない。英語の方が易しいというわけでもない。 たまたま、中学のときに国家権力によって英語の学習を強要され、たまたま英語の方がフランス語よりなじみがあるものになってしまっただけのことだ。 本当にそれでよかったのか、自分の頭で考えなかった自分が悪い。 親や学校がそうしたから、従っただけのことだと言うのなら、じゃあ、ダメだと言われたから、タバコを吸わなかったというのか。 タバコだけはダメだと言われても勝手に隠れて吸っていながら、英語だけは素直に従っていたというのか。 反抗するなら反抗するで、徹底的に反抗すればよい。 今は勉強する時間が取れないとか、気分転換にフランス語を勉強するとかくだらないことを言っている連中に教えるつもりはない。そういう人は。○メ○○とかバ○○とか、適当に受講生をおだてて、お茶を濁そうとするところを受講すればよい。 トライアリストは客に媚びて商売をするつもりはない。 ときには、お互い険悪な空気になるかもしれないが、それでも真剣勝負を挑んでくる人だけを待っている。 そういうかたちで、英語とフランス語とに差をつける人間とまともに話をする気はない。 ←ランキングに登録しています。クリックおねがいします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[言語] カテゴリの最新記事
|