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カテゴリ:フラメンコ
またまたまたのご無沙汰であります。
今年は喪中ということにかまけて 年初のご挨拶もしないままダラダラと4月に突入。 先日半年ぶりのフラメンコライブがあり、 そこでやっと気持ちが2022年になった次第であります! てことでまずは今年もよろしくお願いいたします。 1月始まり手帳もあれば、4月始まり手帳もあるさってことで。 Facebookの方では書きましたが、 歳とともに何をやるにもおっくうになってしまい 頭にあるだけで行動にうつせない。 ブログを書いても「一晩寝かそう」とそのまま季節が過ぎる。 そんな状態を脱することから始めないとであります。 とりあえずは時間がかかっても確実に丁寧に形にすること。 それを今年は目指していきたいと思います。 「愛をもってジワジワ進む」の ツルカメ作戦とまいりましょう。 てことでツルカメ作戦の第一弾。 書こうと思いつつ寝かしておいた 新人公演の衣装のことなぞ。 実は先日のライブで久々にこの衣装を着まして いろいろな思いがよみがえってまいりました。 昨年新人公演に出るにあたって 「衣装どうするよ??」となるわけで。 前回は「あるものでなんとか」がテーマだったけど 「それじゃダメ!新しく作らなきゃ!」というご指摘あり。 スペインで衣装を作れてた時代は遠い昔。 日本だとお高くなるのでとても作れず。 もちろん自分では縫えないし、人と同じもイヤだし。 まずは自前の衣装の中で形の好きな衣装を選ぶ。 そしてそのままのパターンをベースに考える。 生地は日暮里で新しいものを購入。 で、結局いつものベロアになっちゃうんだけど。 日暮里で生地を探しているときに 「韓国製リボンニット」という生地を見つける。 韓流ドラマファンとしてはなんとなく魅かれる 「この生地なんとかベロアと組み合わせられないかなあ。。」 と思ったり。 そして縫ってもらえる人をネットで探す。 ピンときたアトリエさんにご連絡するとすぐにお返事が。 素早い丁寧な対応に感動。 その名もアトリエグラシアさん☆ で、生地を持ってグラシアさんを訪ねる。 トルソーに生地を巻き付け、あーでもないこーでもない。 生地の特性やら、活かし方、アイディアなどをいただく。 そしてなんとかデザイン決定。 もとのベロアワンピースのラインを活かしながら 暑苦しくなる部分に韓国レースをいれこむ。 動きが欲しいからフレコを胸にV字にいれる。 ベロアは同じ色のクラッシュベロアを隠し味的に使う。 なんだかんだ私の希望がすべて盛り込まれたデザイン。 そしてHさんのこだわりの丁寧な職人技により あれよあれよと衣装ができあがっていくわけで。 最終的な悩みはフレコの色。 レリアンの糸をフレコとして使用。 糸は縮むことなくサラサラキラキラと綺麗。 色は黒かグレー。さてどちら?? てことでグレちゃんのグレーでやってみる 一回タブラオで踊ってみたところ 「フレコ部分が目立ちすぎる?」 との指摘もあり。 とはいえ、黒では地味すぎる? どうする、つるっこ? ここで登場するのがK先生。 抜群のセンスとリフォームの天才。 衣装を見せ、悩みを相談したところ フレコをいきなり取り外し始める。 K先生:「ハサミある?」 つる:「あ、すみません今ないです。」 と、K先生、やおらライターを取り出し 糸をあぶってレリアンをブチーッと取り外す。 K先生:「僕が紺色に染めてきてあげるから」 てことで後日、絶妙な輝くフレコが完成。 地のグレーに紺色の染粉を重ねたので とても深みのある美しい紺色に。 おおおー!素晴らしいです。ありがとうございます!! その後、シルバーのブレードをアクセントに 不得意分野のお裁縫でチクチク自分で縫い付け、 無事につるっこ的衣装完成。 いやー、衣装って育てるもんなんですね。 納得いくまで何度でも手を加えていく そこに愛がどんどん加わっていくわけで。 ジワジワと衣装が完成していく様は たくさんの人の愛が織り込まれていくような作業でありました。 時間がかかっても 愛のこもった よいものを作り出していく そんな一年になるといいな、 と思う今日この頃であります。 (フレコがグレーバージョン) (最終バージョン) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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