無意識に行っている習慣に目を向ける
毎日の仕事などを通じて、それぞれの分野で高い結果を出す人と、低い結果を出す人の違いは、その人の能力によるのではなく、良い習慣を身につけているかどうかの違いのような気がします。一般的には、一発狙いの勝負のような単発の行動で大きな結果を得ることは、なかなかありません。 継続的な習慣、自分の行動パターンが、ものをいうのではないでしょうか。よい習慣が身についているとするなら、それは言葉を変えれば安定性の高いオペレーティングシステムを持っているということになるのかもしれません。反対に悪い習慣を持っていると、悪いオペレーティングシステム(以下OS)を稼働させていると言えるのでしょう。 はてさて、どちらの結果を出すような習慣が身についているでしょうか。習慣とは、自分の中で、すでに稼働しているパターンのことで、こういう状況になったら、こう反応する、というパターンが無意識のうちに必ず組み込まれてしまっているはずです。例えば、何か注意を受けたり、指摘されたとき、それに対してとっさに言い訳をしてしまう。 これもひとつのパターンでしょう。あるいは、何かしら結論が要求される案件が出てきたとき、その結論を先送りすることも1つのパターンかもしれません。人間関係の基本は、先にこちらから与えてから相手から与えられることを望むべきであるにもかかわらず、与えてもらってから初めて、こちらからも与えようと腰を上げる。こんな態度もそうですね。もしくは、今これを学ばなければならないと分かっているのに、その学びをやめてしまったりであるとか。これらのことは、実社会においては、OS上のパグとなりうるものであるのかもしれません。その習慣(パターン)を、まず見つけなければいけませんね。バグを見つけることによって初めて、デバッグ(バグ取り。プログラム上のミス = バグ を修正すること)が可能になるわけですから。そうやってひとつずつバグを取り去り、より安定性の高いOS(=習慣、パターン)をインストールすることができれば、あとは結果が出るのは自動的といったら、言い過ぎでしょうか。自分の中で、すでに稼働しているパターンを見直したとき、それが悪い習慣であれば問題です。それは高機能なOSに存在するバグのようなもの。バグをつぶして安定したOSを手に入れるため、自分が無意識に行っている習慣に目を向けよう。私も、今のバグだらけのOSから、早く、ひとつひとつ誤ったプログラムを書き換えて、継続的に結果を出せる人の仲間入りを果たしたいものです。さて、今日もJRAファンドを設定して、勉強会に出かけるとしましょう。