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カテゴリ:本日のよもやま話
トライス:さてさて、今回は、「役に立たない」ところは日本と同じだけど、その理由が日本とは違う国について、かな。日本の場合は国のトップがとにかく後手後手で動かない割に、与党1強だから国会がろくに機能していないという意味で、「役に立たない」わけだけど、ほかにも、国会が役に立たない国があるんだよね。・・・まあ、結構いろいろとあるわけだけどね。
数希:まあ、それはアメリカ合衆国のように、二院制で上院(共和党多数派)と下院(民主党多数派)で多数派が違う場合は、国会が機能しにくいだろうからね・・・。
レム:じゃあ、ほかにどこがあるんだ?もしかして、うちの国(=イギリス)か?
トライス:そういえば、イギリスもそこそこ、解散・総選挙があるよね。2015年5月、2017年6月、2019年12月と選挙があったんだっけ。・・・イギリスも苦労しているよね。
翔:なお、最新の2019年のイギリスの総選挙の結果のお話につきましては、 『イギリスで与党保守党が下院選挙に勝利、のお話。』 https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/201912130000/ に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。
アトラ:イギリスには上院の貴族院と下院・庶民院があります。このうち、庶民院の議員の任期は5年間となっております。ですが、内閣不信任決議案が可決された場合や、庶民院で3分の2以上の多数により解散を決議した場合は、任期満了前に解散・総選挙が実施されます。2017年と2019年の選挙は、いずれも任期満了前の解散・総選挙です。
レム:・・・そういえば、あったよな~!・・・ところで、どの国のことを言いたかったんだ?
トライス:・・・それは、何かと今年話題になった国、イスラエルだね。
レム:なんか、何度も出てきたよね。確か、国交正常化の話だっけ?
トライス:そんな感じ。
翔:なお、直近のイスラエルの国交正常化のお話につきましては、 『イスラエルとブータンが国交正常化で合意、のお話。』 https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/202012130000/ に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。
千里:それでは、12月23日のお話となります。イスラエル国(State of Israel)の国会は、法律の規定により23日の未明に解散しました。これは、2020年の予算案を期限となっていた22日までに可決できなかったことによるもので、2021年3月23日に総選挙が行われます。イスラエルでは2019年4月と9月に総選挙が、2020年3月にやり直し選挙が相次いで行われました。この2年間で4度の選挙が行われる異例の事態となります。
数希:ちなみに、予算案を期限となっていた22日までに可決できなかった原因は、
レム:2年で4度も選挙って、かなりすごいよね。何でそうなったんだ?
数希:連立政権を組んでいる、右派政党リクードのベンヤミン・ネタニヤフ首相と、中道政党連合「青と白」を率いるベニー・ガンツ国防相とが予算案を巡って対立したんだよね。ちなみに、当初は可決されるかもしれなかったけど、リクードに譲歩しすぎってことで、ガンツ国防相が批判にさらされたために、「青と白」が難色を示して、決裂したというところかな。そして、今回の解散は、ネタニヤフ首相にとっても、首相職を延命させたいという思惑があったともいわれているけどね。何しろ、「青と白」と連立政権を組む際に、ガンツ国防相との間で、2021年11月にガンツ国防相へ首相交代することで合意していたわけだから。だからこそ、惜しくなった首相ポストを譲る合意を反故にしようと思っているのかもしれないよね。
レム:そうなのか・・・。あれ、日本って結構首相がころころ変わっていたイメージがあったけど?最近はないよね。
トライス:そうだよね。・・・でも、それは次のお話ということで。
【・・・ということで、続きは【後編】で。】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 27, 2020 06:42:09 PM
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