|
カテゴリ:本日のよもやま話
トライス:有権者は賢明な判断をしたよね。
レム:有権者?選挙でもあったのか?
トライス:そう。再選挙と補欠選挙が、ね。
数希:参議院広島選挙区の再選挙、参議院長野選挙区補欠選挙、そして、衆議院北海道2区の補欠選挙の3つの国政選挙だけどね。
レム:あれ?なんで、衆議院と参議院の選挙が同時に行われるんだ?
数希:それは、公職選挙法という法律で、9月16日から次の年の3月15日までに衆議院と参議院で辞職などによる欠員が生じた場合、原則として補欠選挙が4月第4日曜日に行われると定めているからだよね。だから、4月第4日曜日である4月25日に選挙が行われたんだ。同じく、3月16日から9月15日までに衆議院と参議院で辞職などによる欠員が生じた場合、原則として補欠選挙が10月第4日曜日に行われるんだけどね。一般的に、年に2回実施される補欠選挙のことを、「統一補選」って言っているんだ。
レム:そっか・・・。あれ、参議院の選挙で、なんで再選挙と補欠選挙があるんだ?補欠選挙じゃないのか?
トライス:それは、選挙になった理由に違いがあるからだよね。詳しくは、千里からかな。
千里:そうですね。本日4月25日の話題ですね。25日に菅義偉政権が発足してから初めてとなる国政選挙(参議院広島選挙区の再選挙、参議院長野選挙区補欠選挙、そして、衆議院北海道2区の補欠選挙)が行われ、いずれも与党の推した候補が敗れました。 まず、参議院広島選挙区では2019年の参議院選挙をめぐり、公職選挙法違反の罪で河井案里氏の有罪が確定し、当選無効に伴って再選挙が行われました。野党系の諸派・新人でフリーアナウンサーの宮口治子氏(立憲民主党、国民民主党、社民党が推薦)が、自民・新人の西田英範氏(公明党推薦)ら5人を破り、初の当選確実となりました。与野党対決の構図となっていましたが、野党系が勝利しました。 次に、参議院長野選挙区では羽田雄一郎・元国土交通大臣が新型コロナウイルスの感染後に死去したことに伴って補欠選挙が行われました。雄一郎氏の弟で羽田孜・元首相の息子でもある立憲民主党・新人でコンサルティング会社の役員の羽田次郎氏(共産党、国民民主党、社民党が推薦)が、自民党・新人の小松裕氏(公明党の推薦)ら2人を破り、初の当選確実となりました。こちらでも与野党対決の構図となっていましたが、野党が勝利しました。 さらに、衆議院北海道2区では鶏卵汚職事件で在宅起訴された吉川貴盛元農林水産大臣の議員辞職に伴って補欠選挙が行われました。立憲民主党・元職の松木謙公氏(国民民主党、社民党推薦)が5人を破り、当選確実となりました。なお、この選挙では、自民党は候補者の擁立を見送っていました。
トライス:ということで、死去や議員辞職の場合は補欠選挙、当選無効の場合は再選挙、ということだよね。
レム:そっか・・・。
トライス:それにしても・・・北海道は自民党の不戦敗だったとはいえ、ほかの選挙も負けるって、自民は正直、思っていなかったのかもね。でも、国民からすれば、「政治とカネ」とか、好きかってされて黙っていられるようなものではないことを、思い知らせる絶好の機会となったわけだ。そもそも、広島選挙区だって、「政治とカネ」で当選無効になったにもかかわらず、しれっと自民党は新人候補を立ててきて、本来ならありえないところだからね。正直、開いた口が塞がらない。国民の感覚がわからないような政党には、政治をやってほしくないね。ちなみに・・・。それは、地方自治でもあり得るわけで。
レム:ほかにもあったのか?
千里:こちらも、本日4月25日の話題ですね。任期満了に伴う名古屋市長選挙は25日、4期目を目指した無所属・現職の河村たかし氏(減税日本推薦)が無所属・新人の横井利明氏(自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党推薦)らを破り、(名古屋市議会の解散の賛否を問う住民投票に併せて行われた出直し市長選挙も含めて)5回目の当選を果たしました。
トライス:愛知県知事のリコール署名で起きた偽造問題、という話は出ているけど、否定しているわけだしね。それよりも、与野党相乗りでわけのわからん候補を推すのは正直、意味不明なところ。国政選挙と同じように、与野党で別の候補を出さないのかな、普通なら?負けて当然だよね。
【・・・ということで、これで少しはお灸をすえた感じとなればいいのですが・・・。】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 25, 2021 11:59:06 PM
コメント(0) | コメントを書く
[本日のよもやま話] カテゴリの最新記事
|
|