|
カテゴリ:本日のよもやま話
トライス:さてさて、古いものが脚光を浴びる機会ってそうそうないわけだけど、発表されるなどしてひとたび脚光を浴びれば、一気に注目されるわけだけどね。
レム:それって、もしかして二千円札か?・・・あっ!
ぷっつり。
【・・・ライン通話を切られたところですな。】
トライス:2000年に発行された二千円札は、今でも現役だって。失礼なことを言ったら怒られるぞ!・・・ちなみに、俺は持っているけどね。
数希:確かに、最近はあまり目にすることはないよね。(とはいえ、記念に持ってはいるけど。)実際、財務省による令和4年度の日銀発行券の製造枚数の中でも、一万円札(14・6億枚)、五千円札(1・5億枚)、千円札(12・9億枚)の新規製造予定はあるものの、二千円札は新規発行がないからね。とはいえ、沖縄県などでは今でもしっかり流通しているって聞くけどね。
【・・・正確には、2000年度と2003年度しか二千円札は製造されていなかったりします。】
トライス:そんな感じ。・・・ということで、話は戻して、時期としては古いけど、1月の振り返りの第2弾として、今回は、歴史的な話題からにしようかな。
翔:なお、2023年1月に第1弾のお話につきましては、 『【2023年1月から:その1】中国も2021年をピークに人口減少社会に・・・のお話。』 https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/202302260000/ に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。
千里:そうですね。1月25日の話題です。大型円墳としては日本最大の直径109 mとされる奈良県奈良市・富雄丸山古墳(4世紀後半に造られたとみられます)から、過去に出土した例の無い盾の形をした銅鏡、「鼉龍文盾形銅鏡(だりゅうもんたてがたどうきょう)」(全長約64cm、横幅約31 cm )と、古墳時代の鉄剣としては東アジア最大で、蛇行剣では国内で最古となる剣「蛇行剣(だこうけん)」(全長2 m 37 cm)が発掘されたことを奈良市教育委員会と橿原考古学研究所が発表しました。未盗掘の木製の棺を覆う粘土の層から鏡と剣は発掘されており、いずれも4世紀後半の古墳時代に国内で作られたものとみられております。このほか、発掘された古墳の規模が大きいことから、大和政権(ヤマト王権)のかなり有力な立場にいた人ではないかと考えられています。
レム:そうなのか・・・。でも、今回注目された理由って、やっぱり、変わった銅鏡や大きな剣が出てきたからなのか?
数希:お、レム。(戻ってきたんだな・・・。)確かに、前例がない形や大きさ、という点は大きいけど、両方とも4世紀後半という、あまり日本国内では資料のない古墳時代の時期に、しかも、国産品が作られていたと推定されていることが大きな理由になるのかな。この時代に金属工芸の最高傑作が作られていたことを示す貴重な資料になるわけだから。
レム:そうなのか・・・。ちなみに、古墳時代の有名な人物というのは、「卑弥呼」か?
トライス:・・・それは、一般には弥生時代の人物だね。
アトラ:レム様・・・。
数希:倭の五王の1人の武あたりかな。埼玉県行田市の稲荷山古墳から出土した鉄剣や熊本県玉名郡和水町の江田船山古墳から出土した鉄刀に刻まれた文字に刻まれていた文字にあった人物名の「ワカタケル大王」でも有名だったりするけど。
トライス:・・・そういえば、あったよね。まあ、今から1500年とか2000年とか前になると、もうたどれる文献も乏しいだけに、出土品に期待するしかなくなるんだよね。だからこそ、今回の発見は非常に大きいんだよね。それこそ研究が進んで解明が進むと、今から5年や10年後の歴史の教科書で、この遺跡の話が出てくるかもしれないわけだし。
レム:そうなのか・・・。
【・・・ということで、この出土品を手掛かりとして、日本の古墳時代の研究が進んでいくといいですね。】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 5, 2023 12:46:25 AM
コメント(0) | コメントを書く
[本日のよもやま話] カテゴリの最新記事
|
|