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カテゴリ:本日のよもやま話
トライス:一気に2倍以上になったのか・・・。
レム:お、電気代の急激な状況にびっくりしているのか?
数希:あ、レムだ。・・・確かに、ロシアによるウクライナ侵攻によって、原油(石油)や天然ガスといった資源が急騰したから、特に電気をよく使用する冬は、前年の2倍以上の電気代の請求書が来て、背筋が凍ったというご家庭も少なからずあったみたいだよね。
トライス:オール電化だと、そうなるよね・・・。さて、話を戻すけど、違うよ?ネタ的には、あり得るわけだけど・・・。
アトラ:レム様・・・。
レム:じゃあ、今回は何なんだ?
数希:日本の島の数のお話だね。日本の島っていくらくらいあると思う?
レム:日本は島国だって聞いたことがあるぞ。確か、7000近くじゃなかったか?
数希:惜しい!つい最近、その数値が変更されたんだ。
トライス:・・・ということで、2月の振り返りの話題として、第1弾の今回は、このお話にしようかな。
千里:そうですね。2月28日の話題です。国土地理院が2022年1月時点の地図データ「電子国土基本図」を用いて日本の島を数えた結果、日本には1万4125の島があることを2月28日に発表しました。島の数の上位3都道府県は、1位が長崎県で1479島、2位が北海道で1473島、3位が鹿児島県で1256島の順でした。これまで日本の島の数は、1987年に海上保安庁によって公表されていた6852島という数字が広く使われてきましたが、地図の電子化で詳細な地図を表現できるようになったことから、36年ぶりの数え直しにより、島の数が大幅に増加しました。なお、国土地理院によると、今回の数え直しによって日本の国土面積や領土・領海の広さについて影響はないとしています。
レム:・・・1万4000余りってすごい数だよな。でも、何でまた、数え直しとはいえ、一気に2倍以上にまで増えたんだ?そんなに当時はカウントしていない島が多かったのか?それとも、新たに島が作られたのか?
数希:いい線行っているよね。国土地理院によると、今回は一定の条件のもとで日本の島をカウントしていったんだけど、その対象は、満潮時でも水面上にある、「地図に描画された陸地のうち自然に形成されたと判断した、周囲の長さが0・1km以上の陸地」や満潮時でも水面上にある、「法令等に基づく島」だったんだよね。このうち、「法令等に基づく島」というのは、簡単に言えば、周囲の長さが0・1km未満の陸地のことで、沖ノ鳥島(東京都)などがこれにあたるよね。今回新たに調べるまでに、測量技術は大きく進歩しているわけだから、地図情報から、より正確に対象の島をカウントできるようになったということで、これまで島だとみなされていなかった陸地が、新たに「島」としてカウントされていったということだね。ちなみに、当時の海上保安庁は、外周が0・1km以上の陸地を手作業でリスト化していたんだけど、今回は電子国土基本図を基に、コンピューターで自動計測できたという点でも、大きな違いがあるよね。
レム:それなら、すごく早く、正確に見つかりそうだよね。
トライス:でも、残念なことに、必ずしも、コンピューターが万能というわけでもないんだよね。コンピューターを使った計測では、ごく小さな島を含め全国で12万0729の陸地が見つかったんだ。
レム:あれ、1万4125島よりもすごく多いぞ?
トライス:そう。これはあくまでも、単純に割り出した結果だよね。さっき「地図に描画された陸地のうち自然に形成されたと判断した、周囲の長さが0・1km以上の陸地」と条件があった通り、人工物は対象外なわけだけど、この中には当然、人工物も含まれているからね。国土地理院では、人工島や湖の島、河川の中州なども除外して算出していったわけだけど、結構紛らわしいものもあったみたいなんだよね。そういう場合は、古い地図から判断、ということも必要だったんだって。
レム:そうなのか・・・。
トライス:まあ、そんな形で、今後は政府の統計や学校などで、新たにこの数字が使われるようになっていくみたいだから、覚えていて損はないだろうね。
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Last updated
Mar 25, 2023 01:25:56 AM
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