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トライス

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Apr 1, 2023
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カテゴリ:本日のよもやま話

レム:これで、ちょっとは日本と距離が縮まったって考えていいのか?

 

トライス:お、レムだ。それはそうじゃない?何しろ、2022年の後半に、新型コロナによる入国制限が緩和されたからね。

 

レム:いや、言いたいことは違うって。

 

トライス:じゃあ、今回は何の話だ?

 

レム:それは・・・って、こういう感じなのか。今回はオレが言う側になった感じだよね。なんか新鮮だな。

 

アトラ:レム様・・・。

 

トライス:・・・まあ、言いたいことはわかるけど、41日はエイプリルフールだったこともあって、わざといつものレムの立場として乗っかってみたよ。正しくは、イギリスのTPPの話だろ?

 

レム:正解!・・・って、なんだ、トライスはわかっていたのか。

 

トライス:さすがに、ね・・・。

 

千里:331日の話題ですね。イギリスのリシ・スナク首相は31日、日本、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、カナダ、メキシコ、ペルー、チリの11か国が加盟するTPP(環太平洋パートナーシップ協定/環太平洋連携協定:Trans‐Pacific Partnershipの略称)に12か国目として加盟することで正式に合意したことを発表しました。201812月にTPPが発足した際の加盟国以外で加盟が認められた国は、今回のイギリスが初めてとなります。なお、現在はこのほかにも中国、台湾、ウルグアイ、エクアドル、コスタリカといった国や地域もTPPへの加盟を申請しています。

 

数希:ちなみに、「環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPPComprehensive and Progressive Agreement for  Trans‐Pacific Partnershipの略称)」とも「TPP11」とも言われていたかな。当初の2016年にはアメリカも参加して、全12か国で署名をしていたんだけど、「パリ協定」を離脱したことや330日には起訴されたことでも話題になった、ドナルド・トランプ前大統領がTPPを離脱したから、結局201812月には全11か国で発効したといういきさつがあるわけだけどね。話を戻して、今回のイギリスは20212月にTPPへの加盟を正式に申請してから2年ちょっとで加盟が認められたわけだけど、TPP内での経済規模は日本に次いで2番目に大きいだけに、今回の加盟で、それだけTPPの影響力も高まってくるよね。何しろ、TPP11か国のGDP(国内総生産)の合計額は今のところ世界全体の約12%とされているけど、イギリスが加盟すれば約15%にまで高まるわけだから。

 

レム:そうなのか・・・。

 

トライス:ここでクイズ。TPPは「環太平洋パートナーシップ協定」って言われているくらい、今のところは太平洋に面した国や地域が対象の経済連携協定であるにもかかわらず、何で大西洋上に位置する国であるイギリスが加盟できたんだと思う?

 

レム:それは、オレのいる国(=イギリス)が太平洋上にも領土があるからに決まっているだろ?

 

トライス:お、よくわかっているね。・・・ということで、千里、解説を頼む。

 

【・・・トライス、詳しくはわかっていなかった?】

 

千里:太平洋上に、イギリス領のピトケアン諸島があります。なお、このほかにも「イギリス連邦」という、イギリスの領土もしくはかつて領土だった国によるゆるやかな結びつきを持った連合体がありますが、その構成国のオーストラリア、ニュージーランド、カナダが太平洋に面していることも、イギリスが対象となった理由の一つと考えられています。

 

レム:そうなのか・・・。

 

トライス:イギリスにとっては、2020131日にEUを離脱して以降、久々の大型の地域連携協定なだけに、ホッとしたところもあるんだろうね。それにしても、中国と台湾、TPPについてはどうなっていくんだろうね。正直なところ、近年の中国の貿易の姿勢などを見れば、今回のイギリスの加盟によって、中国はより、加盟のハードルが高くなった気がするわけだけど・・・。そういえば、千里がさらっと言っていたけど、いつの間にイギリスの首相って変わっていたんだ?確か、ジョンソン元首相からトラス前首相に代わっていたと思っていたけど・・・?

 

レム:そういえば、今はトラス首相だったっけ。

 

千里: 20221020日に、大型減税計画が市場の大混乱を招いた責任を取ってリズ・トラス前首相が辞意を表明しました。その後、後任としてリシ・スナク元財務相が与党・保守党の党首に選出され、1025日にはチャールズ国王からの任命を受け、新しい首相に就任しました。

 

翔:なお、イギリスのトラス前首相と国王のお話につきましては、

『イギリス新首相と、新国王のお話。【後編】』

https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/202209170000/

に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。

 

トライス:今のところ日本はそこそこ首相が同じままとどまっているけど、ただ単に、何の政策も行わず、かえって国民の声そっちのけの政策を押し付けながらその地位にとどまられては困るだけに、長期政権が続くことは微妙だよね。かえって、すぐに責任を取って辞める首相のほうがあっぱれという気もするけどね。

 

【・・・TPP、加盟国は全部言えますかね~?】






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Last updated  Apr 2, 2023 04:34:17 AM
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