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カテゴリ:本日のよもやま話
トライス:・・・「アメリカがくしゃみをすれば、日本が風邪をひく」かな。
レム:何のことだ?アメリカから遠い日本でも、アメリカで発生したくしゃみが伝染して風になるってたとえか?
トライス:お、レムか。・・・いや、全然違うから。
レム:そうなんだ・・・。じゃあ、どういう意味なんだ?
トライス:日本とアメリカの経済や株式市場との関係についてよく言われてきた、一種の皮肉でもある言葉かな。現在では、アメリカと日本との間では経済的なつながりが強いだけに、アメリカの経済や株式市場が不調になると、日本の経済や株式市場についてもつられて不調になってしまう、ということだね。ただし、アメリカがくしゃみ、日本が風邪とあるように、日本の方がアメリカよりも不調の影響が大きくて、より重症になる、という意味で言っているわけだけどね。
レム:そうなのか・・・。それで、今回はそれと何の関係があるんだ?
トライス:じゃあ、今日の株式市場の話題に行こうかな。
千里:そうですね。本日8月5日の話題となります。8月5日の東京証券取引所の日経平均株価は、前営業日の8月2日に引き続き、取引開始の直後からほぼ全面安の展開となり、取引終了間近の午後2時50分過ぎには4700円以上も値下がりするなど続落し、終値は8月2日の終値に比べて4451円28銭安い3万1458円42銭で取引が終了いたしました。4451円28銭の下げ幅は、世界的な株価暴落となった「ブラックマンデー」の翌日である、1987年10月20日の3836円48銭安の記録を上回り、史上最大の下げ幅となりました。なお、1日の出来高は約40億8980万株でした。
レム:すごいよな・・・。でも、この下落の原因は何なんだ?
数希:いくつかあるみたいだけど、そのうち、8月2日に発表されたアメリカの雇用統計の結果について、事前の市場の予想よりも悪かったことから、アメリカの景気が落ち込むことへの懸念があって、その日のアメリカ市場の株価が大幅下落したことの影響を引きずっていたり、一時、1ドルが141円台を付けるなど、急激な円高の進行からの輸出産業株に対しての懸念などもあったりした、というところがメインだろうね。一応、まだ日本は輸出産業が少なからずあるわけだし。
トライス:今回も、やっぱりスタートはアメリカの「くしゃみ」なんだよね。その影響で日本が「風邪」になっちゃった感じだよね。今後、どこまで下げていくのかはわからないけど、直近ではアメリカの株価が持ち直すかにかかってくるのかもね。・・・ちなみに、俺はやっていないから関係ないけど、新NISA(少額投資非課税制度)で新たに株式投資を始めた個人投資家のうち、短期的に売却して利益を出そうとしていた人にとっては大変なんだろうね。こういうのを見ていると、改めてリスクがあるってことを思い知らされるね。
【・・・本日8月5日の大きな下げ幅の記録が、後世では「ブラックマンデー」と呼ばれるのか、気になるところではありますが、明日8月6日には、これ以上の暴落にならないといいですよね。】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 7, 2024 12:37:20 AM
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