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トライス

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Sep 28, 2024
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カテゴリ:本日のよもやま話





トライス:さてさて、いつの間にか9月も終わりになって、夏の気温も終わりになって、秋らしく感じるような気温や天気になってきて、そろそろ移り変わってくる季節を感じさせられるみたいだよね。・・・もちろん、移り変わりは季節に限らず、政治の面についても層みたいだけど。

 

数希:本当にそうだよね。この1週間くらいで一気に、少なくとも、表向きのトップは交代して、その周りのメンツも変わるみたいだからね。

 

レム:なんだ?また、日本では首相が変わるのか?

 

トライス:・・・それは、そっくりそのままレムの住む国(=イギリス)にも言ってやりたいけどね。

 

アトラ:レム様・・・。

 

【イギリスでは、2022年に当時のボリス・ジョンソン首相が交代してから、リズ・トラス首相、リシ・スナク首相、サー・キア・スターマー首相と、2024928日現在で3人変わっていたりします。】

 

レム:それで、話は戻るけど、首相が変わるのか?

 

トライス:正確には間もなく、というところなんだけどね。・・・ということで、今回はそのお話に行こうかな。

 

千里:そうですね。それでは、まずは927日の話題です。事実上の次期首相を決める、与党第1党の自民党につきまして、第27代総裁(第100代・101代首相)の岸田文雄氏の任期満了に伴う総裁選が912日に告示され、927日に議員投票・開票が行われました。その結果、元幹事長の石破茂氏が第28代総裁に選出されました。なお、自民党総裁の任期は3年間で、岸田氏はこの総裁選について、出馬しないことを表明していました。

 

数希:任期満了ということで、3年ぶりの自民党総裁選になったんだよね。一方の、衆議院議員総選挙は、4年間の任期満了で選挙になることは、まずないのにね・・・。実際、今回も首相が決まってそう遠くない時期に、衆議院は解散・総選挙になると言われているわけだし。

 

翔:なお、2021年の第27代自民党総裁を決める選挙のお話につきましては、

20211011日って、普通の平日であるわけですが・・・のお話。』

https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/202110100000/

に載っております。

また、岸田首相が自民党の次期総裁選不出馬の意向を表明したお話につきましては、

『【20248月から:その1】岸田文雄首相、次期自民党総裁選への不出馬を表明・・・のお話。』

https://plaza.rakuten.co.jp/trysuade/diary/202409150000/

に載っておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。

 

トライス:それにしても、自民党総裁のイス取りゲームって、本当に最後の最後まで誰に転がり込むのかわからないところが、ある意味面白いよね。まずは、結果を見てみようかな。

 

千里:そうですね。それでは投票結果につきましてですが、次の通りとなりました。

 

<1回目の投票>※衆参の自民党国会議員票(議員票)の368票と、同数の票となる全国の党員・党友等による算定票(総党員算定票)の368票の計736票のうち、過半数の369票以上の獲得で選出。

(有効投票総数は735票)

氏名        国会議員票 総党員算定票 合計

高市早苗候補     72票    109票   181

石破 茂候補     46票    108票   154

小泉進次郎候補    75票    61票   136

林 芳正候補     38票    27票    65

小林鷹之候補     41票    19票    60

茂木敏充候補     34票    13票    47

上川陽子候補     23票    17票    40

河野太郎候補     22票     8票    30

加藤勝信候補     16票     6票    22

 

※全9人の候補者のいずれも過半数の票を獲得できませんでしたため、1位の高市氏と2位の石破氏の上位2人が決選投票に進みました。

 

<決選投票>※得票数上位2名で改めて投票。衆参の自民党国会議員票(議員票)の368票と、都道府県票の47票の計415票のうち、過半数の208票以上の獲得で選出。

(有効投票総数は409票)

氏名        国会議員票 都道府県票 合計

石破 茂候補     189票    26票   215

高市早苗候補     173票    21票   194

 

数希:なお、自民党総裁選が912日に告示された段階では、「衆参の自民党国会議員票の367票と、同数の票となる全国の党員・党友等による算定票(総党員算定票)の367票の計734票」で争うわけだったけど、927日時点ではそれぞれ1ずつ増えているよね。これは、自民党比例北海道ブロックで当選し、その後自民党を離党した堀井学氏の議員辞職(828日)に伴って、前回(20211031日に実施された第49回衆議院議員総選挙)の衆議院選挙比例北海道ブロックに載っていた候補のうち、3番目だった高橋祐介氏が繰り上げ当選(918日)して、自民党会派入り(919日)したことを踏まえて、919日に自民党の総裁選挙管理委員会が票数を変更したんだって。

 

レム:そっか・・・。それで、何で北海道ブロックに載っていた候補のうち、3番目だった高橋祐介氏が繰り上げ当選になったんだ?普通は、次点(1番目)の人が繰り上がるんじゃないのか?

 

トライス:たま~に、レムって鋭いよな。これだけど、制度上の理由になるんだよね。

 

千里:そうですね。初め、96日となりますが、衆院選比例代表北海道ブロックの選挙会で、繰り上げ補充の対象者として自民党比例北海道ブロックで次点の船橋利実氏が繰り上げ当選の権利を得ました。ですが、船橋氏は2022710日に実施された参議院議員通常選挙で当選しており、現職の参議院議員となっております。衆議院議員と参議院議員は兼職ができませんので、船橋氏は繰り上げ当選を辞退しました。(当選の告示を受けた日から5日以内に参議院議員を辞職しなかったため、繰り上げ当選の権利を失った形となります。)この結果、912日の衆院選比例代表北海道ブロックの選挙会で、繰り上げ補充の対象者として次々点の前田一男氏が繰り上げ当選の権利を得ました。ですが、前田氏も202349日に実施された北海道議会議員選挙で当選しており、現職の北海道議会議員となっております。衆議院議員と北海道議会議員も兼職ができませんので、前田氏は繰り上げ当選を辞退しました。(当選の告示を受けた日から5日以内に北海道議会議員を辞職しなかったため、繰り上げ当選の権利を失った形となります。)この結果、918日の選挙会で、繰り上げ補充の対象者として3番目だった高橋祐介氏が繰り上げ当選の権利を得ました。

 

レム:そんなこともあるんだな・・・。

 

トライス:まあ、選挙の実施から3年近く経過すれば、状況も変わるだろうからね・・・。ということで、話がそれてしまったので、続きは【後編】かな。

 

【・・・ということで、【後編】に続きます。】






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Last updated  Sep 29, 2024 02:40:15 AM
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