カテゴリ:経営
ここのところ、M&Aさわぎですが、
堀江さんのおかげでやっと TOBとか LBOとか M&Aなんて言葉も一般化したんですね。 株式会社の論理でいけば、確かにM&Aはお金の力でできますが、 実は、組織というのは、そんなに簡単には経営者を置き変えられないものだと思います。 弊社は組織風土を専門としてるので、強く言いますが、 経営権を株で取得したとしても、人心は把握できない。 以前のニッポン放送が、しっかり人心を把握する経営を行えていたかどうかはさだかでないですが・・・とはいえ、古い経営体質の中でも守るべき風土、いろいろな暗黙知のようなものがあったはずです。 それを力で覆してしまうことは、よほどの理念がなくては受け止めてもらえない。組織の中にいろいろな問題が発生すると思います。 堀江さんにそれを乗り越える力があるか。 または、それだけの理念がライブドアにはあるのか。 ライブドアの経営理念、めざすところを知っている人が世の中にどれだけいますか? ソフトバンクがネットワーク環境、インフラを整えることで社会に利便性を提供し、社会そのものを変えていこうという理念のもとで動いているのと対称的です。 社会的な強い理念がなければ、ライブドアには誰もついていかないでしょう。 また、マナーには、作られた経緯、意味というのがあるのです。 相手を不快にさせないという意味があります。 記者会見にラフな服装で出るからには、それなりの主張を感じさせる必要があります。 型破りだという新鮮さだけで、まだまだ、堀江さんからはそういうメッセージを受け取れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.07 08:10:04
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