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ミキティのワーキング・エブリデイ

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2005.07.09
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カテゴリ:ビジネススキル
陰と陽の考え方に初めて気づいたのは、
音楽に真剣に取り組んでいる時です。

ピアノとフォルテがあるように、
際立たせたいところがある場合には、
あえて抑える部分を作らなくてはなりません。

これは、「緊張と開放」という考え方とも似ています。
緊張があるから、開放を感じる。
緊張のないところに開放はない。

待たせて、待たせて、待たせて、じらして、じらして、じらして、
そこにポンとおいてやるから
ホロっと涙が出たりするわけです。

もしくは、これでもか、これでもか、これでもか、と責め続けて
ホッと手放してやるから、
これもまた、ひょろひょろって力が抜けるわけです。

音楽や演劇などの時間軸を伴う芸術に関わる人は
このことを直感的に知っています。

こういう対立概念というのは、芸術の世界特有のものなのかと
かつては思っていたのですが、
ビジネスの世界においても、対立概念が
そうとう大きな役割を果たしているということが、
だんだん分かってきました。

パレートの法則、つまり2対6対2の法則というのも、
ある意味では対立概念ですよね。

2割のダメな人を切れば、会社が良くなるかっていうと
そんなことはなくて、
切ったあとの、残りのうちの2割が同じようにダメになる。

下の2割が存在するのは、上の2割がいるからで
ここで対立概念を作ることで、組織は自然にバランスをとっているわけです。
だから、組織を良くしようと思ったら、下を切っても変わらない。
上から下までの10のあり方を作り直さないと、
良くならないわけですね。

さてさて、今日は新しい気づきがありました。

思考法についての対立概念です。

論理的思考と創造的思考は対立概念だということに、
今日は初めて気づきました。

論理的思考は垂直的に深堀する。
話を収束して結論を出す時に使います。

一方、創造的思考は水平的に発想する。
ブレーンストーミングみたいなやりかたです。
話を発散させるフェーズで使います。

ファシリテーションの技術などで、
この方法を使えることは知っていましたが、
これが、思考方法の対立概念だということは、
気づいていませんでした。

でも、言われてみればそうですよね。
直感と論理性、
この両方がビジネスの場でも必要ですよね。

どっちが欠けていても、良いビジネスにならないのだと思います。
論理的に組み立てる能力、
直観力を生かして、自由に発想する能力、
この二つをバランス良く、伸ばしていきたいと思います。






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Last updated  2015.05.07 08:20:53
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