カテゴリ:本
水魑の如き沈むもの
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 奈良の山中の村で、珍しい雨乞いの儀が行なわれるという、村に豊かな水をもたらす湖には水魑という神様がいるとも─。その儀式の最中、刀城言耶の眼前で事件は起こる。さらに儀式の関係者が次々に不可解な状況で殺されていく。二転三転のすえに示された真犯人とは…。刀城言耶シリーズ長編書き下ろし。 非常に読みごたえのある本でした。 名前の読み方が独特で難しくて、最初はなかなか取っつきにくい感がありましたが、読んでいくうちにどんどん引き込まれていきました。 禍々しくて怪しく怖い雰囲気の中で物語は進んでいき、最後の解決編まで先が読めない展開。 手がかりはすべて並べられており、作中の探偵役と同じだけの情報を読者も与えられている、まさに正統派本格ミステリです。 この作品は第10回本格ミステリ大賞を受賞しているだけあって、その名に恥じないおもしろさでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月30日 18時52分51秒
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