カルタゴの脅威
カルタゴの脅威 杉波翁から貴重なご意見をいただいた。 おいらの8月13日付ブログ「オリンピックの品格」(このブログ下段の「一覧」をクリックするか、フリーページ「スポーツの品格」所収をご覧ください)に対する、翁からのコメントである。 失礼を省みず再掲させていただく。「先生のブログは開始当初から拝読させていただいております。切れ味鋭いコメントに我が意を得たりと膝打つこともしばしばです。 五輪の狂騒もやっと終わりホッとしました。それにしても低レベルの応援でしたね。 その昔、北京の義和団事件に参加した日本兵が、『賊が青龍刀を振りかざし、殺(シャー)殺(シャー)と叫んで一斉に殺到してくる有様は誠に恐ろしかった』と物の本で述懐していました。 8CHの小倉智明が、『あれは射(打て)、射(打て)という意味です』と中国人に説明を受けたとレポートしていましたが、見えすいた言い訳で、『じゃあ日本人以外の相手でも同じか』とチェックすれば分かる話でした。 開会式のもろもろFAKEでも知れるように、国が率先してシャーシャーと嘘をつく民族ですから彼らの説明を『さようですか』と聞いていると、終いには尻の毛まで抜かれるのでしょう。 某米人ジャーナリストによると、『中国はいま日本人に”犬の調教”をしている』んだそうです。即ち、『主人の意に沿わなければ叱る、気に入れば誉める』を繰り返すと従順な犬が仕上がるという話です。 申し遅れましたが、小生わけあって死刑宣告を受け(病気のことですが)、待機中の身です。この世に格別思い残すことはありませんが、孫子の代に中国に支配されるのだけはガマンなりません。 先生には、かつてローマの執政官カトーが『カルタゴの脅威』を繰り返し叫んだように、是非寝ぼけの日本人を啓蒙してやって下さい。今後ますますのご活躍を願っております。(August 25, 2008)」 まことにもって、翁のご指摘のとおりである。 既に凋落が始まっている日本にとって、中国はカルタゴ以上の脅威に違いない。つい数年前までは、昭和30年代後半(東京オリンピック開催年)レベルの日本だと思っていた中国が、都市部ではもはや日本と肩を並べるまでに発展している。 単純に考えても、人口が圧倒的に多いということは優位である。数は、経済力の象徴である。また、優秀な上澄みだけを集めれば、彼我の差は大きくなる一方である。しかも、彼らは自己主張の塊である。 ただし、かの国も矛盾を内包していることは間違いない。共産主義と市場経済主義とが共存するとは思えない。世の中(金の力とでも云い直すか)を甘く見ていたら、一党独裁政権は必ず崩壊する。 しかし、そんなことはどうでも良い。問題は日本がどうなるかである。他力本願ではなく、おいらたちの国が「精神的に生きるに値する国」にならなければ、早晩滅亡するのは目に見えている。 魚は、頭から腐る。 あ、それと大切なことがある。貴重なご意見をいただいた、翁のご病気のことである。 病気とは詰まるところ、自分の免疫力との闘いである。しかし、免疫力は自前で用意しなければならない。そこが難しい。 しかし、それも人生の面白さである。「この世に格別思い残すことがない」と云うのであれば、それが最大の免疫力になるとおいらは思うのである。是非とも翁には養生していただき、「長生きも棄てたもんじゃないぜ」と笑顔を拝見したいものである。******************************************謎の不良中年 柚木 惇 Presents******************************************