オバマの英語
オバマの英語 アメリカ大統領候補のオバマが健闘している。 躍進の秘密は何かと云われているが、彼のしゃべり方がケネディに似ているからではないか。 伝説となった2004年7月27日の民主党の全国党大会基調演説の次のフレーズには唸った。“There’s not a liberal America and a conservative America ; there’s the United States of America. There’s not a black America and white America and Latino America and Asian America ; there’s the United States of America.” (リベラルのアメリカも保守のアメリカもなく、あるのはただ「アメリカ合衆国」だ。黒人のアメリカも白人のアメリカもラテン人のアメリカもアジア人のアメリカもなく、あるのはただ「アメリカ合衆国」だ。) こりゃ、受けるわ。実際、このスピーチは全米で繰り返し放送され、オバマ候補は脚光を浴びたのだという。 おいらが中学生のときに感銘した、ケネディ大統領の演説は今でも諳(そら)んじて云える。“Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.”(あなたの国が何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国に何をするかを聞こうではないか) 時代が変わろうとする息吹をこのスピーチに感じたものだ。ケネディはやはり偉大である。 そして、オバマ候補である。演説では“Yes, we can.”多用し、CHANGEと訴える。 何かをやり遂げる源泉は、情熱である。スピリッツ(魂)である。どんなにうまい公約を挙げても、やろうとする意欲がなければその政策は実行できない。人を動かすのは、熱いハートである。至誠である。それを彼は思い出させてくれるのである。 アメリカ人が熱狂するのも無理はない。いや、こういう指導者ならアメリカだけでなく、全世界が求めている。******************************************謎の不良中年Presents******************************************