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テーマ:心の病(7246)
カテゴリ:自分の『うつ病』について
『うつ病』をどのように捉えるのか。
これはすごく重要なことです。 多くの人は間違えて捉えています。 間違っていても、そう考えることで治療に役立つのであれば問題ではありません。 しかし、そうじゃないのです。 うつ病になったことで、多くの人は自分を責めてしまうのです。 何もできなくて、周りの人に迷惑ばかりかけている。 そんな自分を責めているのです。 うつ病とは、役に立たない人間にする病気で、 うつ病には絶対になってはいけないんだ。 自分を含め、多くの人は、うつ病をこのようなニュアンスで捉えています。 けど、あるとき分かりました。 うつ病は、もっと重大な結果になることを未然に防いでくれる、 非常にありがたい病気なんです。 これは、『免疫』についての本を読んでいて分かりました。 うつ病を免疫と同じように考えられるんじゃないかと。 人間は頑張り過ぎると、場合によっては過労死に至ります。 うつ病は、それを防ぐための手段なんです。 がんばっている人がいます。 周囲から見ても、明らかに度を越した領域でがんばり続けています。 「もうちょっと手を抜いたらどう?体を壊すよ。」 このように声をかけても、がんばっている人は手を抜かないでしょう。 自分が納得するところまでやり続けるのです。 納得するレベルが非常に高い人の場合は、努力に終わりがありません。 すると、人間はどうなるかというと、過労死として、 死に至る可能性があるのです。 じゃあ、この人の頑張りを中断させるためにはどうしたらいいのか? その結論が、うつ病なんです。 うつ病になって、何も手に付かなくなる。 うつ病の症状があまりにも苦しいので、集中して何かをすることができない。 うつ病は、がんばり続けている人が死なないようにするための手段なのです。 強制的に休暇を取らせるための手段なのです。 このように考えると、 うつ病とは、がんばってきた人に対しての 強制的な特別休暇なんです。 うつ病になった患者さんは、 全員が何かにがんばってきた人たちなのです。 手を抜くことができずに、とことんがんばってきたんです。 その人たちへの特別休暇です。 うつ病の患者さん自身は、 がんばってきたことを誇りに思って、今は休憩しましょう。 決してあせらないことです。 ゆっくり、ゆっくりと休憩しましょう。 うつ病の患者さんを見守る人たちは、 患者さんが何もできないことを責めるのではなく、 今はできない分も、以前にがんばってくれていたんだなあ。 今は休むことに専念させてあげよう。 こんな風に考えてもらえたらと思います。 これだけのことを書くことにも疲れてしまう。 読み返すだけの気力がない。 文章がおかしかったらごめんなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月19日 20時00分58秒
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