ことこと＠チェンマイ！ タイ移住ドキュメント＆北タイ通信♪

タイの楽しみのひとつにタイ古式マッサージを挙げる人は多いであろう。１時間２００バーツ（約６００円）程度からというお手軽な値段で本格的なマッサージを受けられるので（ローカル向けの店だともっと安い）、わたしなど週に１～２度はお世話になっているほどである。

タイ古式マッサージについてよく聞く不満の声に、本当は肩がこっているから上半身のマッサージをじっくりしてほしいのに、足のマッサージにかなりの時間を費やされることである。期待していた肩揉みはアッという間に終ってしまう。予めスタッフに「足はいいから肩とか腰を中心に」と指示しても、実際には時間配分は変わらないという声も聞く。また、マッサージ中にやたらおしゃべりするのもやめてほしい。しゃべってる間はマッサージが疎かになっているぞ！さらに個人的にイチバンやめてほしいのは、無理に関節をパキパキ鳴らしたがるやつ。無理な引っ張り方や曲げ方をするものだからとても痛いし、特に首の関節を鳴らそうとするやつは生命の危険すら感じる。

上級のマッサージ師になると、ちゃんと症状に応じたピンポイントのマッサージができるようで、なんと下痢を止めるマッサージもできる人もいるという。初級の人の場合はまだ理論がわかっていないから習ったとおりのパターンをなぞっているだけのようだ。だから細かい注文が通じない。

わたしは偏頭痛もちなので、特に頭や目のまわりを念入りにマッサージしてほしいのだが、どう注文するとよいのかとタイ人に相談すると、「ヌアット・フア・カップ･ラーン（頭と背中のマッサージ）」と言うとよいという。確かにそう注文すると、最初からうつ伏せの状態で上半身中心のマッサージをしてくれる。ただ、店によっては（というかスタッフによっては）「そんなマッサージはない」と言われ、よその店ではこうだったと説明しても、「ないない、やったことない」と言い張る。押し問答をしていると、脇で聞いてた別のスタッフが「いいじゃない。この日本人はそれが気持ちいいってんだから、適当に１時間やってあげりゃいいのよ！」とかムカつくことを言ってる。オラオラなめんなよ。それぐらいのタイ語理解できるぞ・・・。まあ、おばあの言う通り別にわたしゃマッサージの本道を求めてるわけでないから、気持ちよくしてくれればそれでよいのだが・・・。「ヌアット・フア・カップ・ラーン」をやってくれる店でも、時間内で同じパターンを何度も繰り返しているので、コースの中の一部を単にリピートしてるだけなんだろう。

タイ古式マッサージを気持ちよく受けるには、なるべく小じんまりした店に何度も通うことかな。スタッフもこちらの嗜好を憶えてくれて、何も言わなくても痛くないホドホドの具合でやってくれるので安心して任せられる。

タイ古式マッサージではないんだけど、昼間とかに偏頭痛がひどくて仕事に支障があるときは、近辺にある美容院で「洗髪（サ・ポム）」をしてもらう。ローカル向けの店だとわずか６０～８０バーツ（約１８０～２４０円）で、念入りに頭皮マッサージや、運がいいと肩揉みまでしてくれる。温水でなく冷たい水なのが難点だが、この値段ならしゃーない。３０分ぐらいで気持ちよくリフレッシュできるので、忙しい仕事の合間にはこれがイチバン。お気に入りは職場近くのソイ・カウボーイっていう歓楽街の裏手にある美容院で、夕刻に行くと出勤前のレディーで店は女子更衣室状態（すんませんアホで・・・）