カテゴリ:タイを買う!
帰国中で仕事が大変なことになっていて、皆さんのコメントにレスができずスンマセン!!その代わり会社からauのカードモデムをゲットしたので、深夜のタクシー車中から更新でやんす!!
さあ、海賊盤購入なんて悪~いことをしてしまった日本人がいたとします。彼は日本でまだ封切り前の「ミッション・インポッシブル3」を見れるということをエサに、お気に入りの女性をアパートの自室に連れ込んでしまったようです。彼女はもちろん彼ではなくトム様の方に期待マンマンです。さあ、早速タイで購入したDVDをプレーヤに挿入してみると、テレビ画面に現れたメッセージは・・・・・ 「ディスクが認識できません」 「・・・・・」 彼女はもちろん怒り心頭で、「このウソつき!!」の捨て台詞とともに帰ってしまいました。 これはタイの「海賊盤」に限ったことではなく、海外で購入する「正規盤」DVDにも有り得る話である。 海外でDVDを買うときにはパッケージの裏に記載してある「リージョンコード」ってのを確認しなくてはいけない。各国で売っている再生機では国ごとに「リージョンコード」が決まっていて、日本の場合はリージョンコード「2」のDVDでないと再生できない仕組みになっている。どの国でも再生できるリージョンコード「ALL」もあるが、これならもちろん日本でも再生できる。 障壁は「リージョンコード」だけではなく、テレビの「映像方式」というものもあって、これも国によって採用している映像方式はマチマチなのである。日本は「NTSC」、タイは「PAL」という方式。したがって、タイで買った「PAL」のDVDは日本の「NTSC」方式のテレビでは再生できないのが原則である。 ただし、一部のDVDプレーヤでは、DVDのPAL映像をNTSCに変換して出力してくれるものがある。量販店などで山積みになっている安物の中国製、韓国製のDVDプレーヤは大抵PAL変換に対応しているハズである。 整理すると、 日本=リージョンコード「2」または「ALL」+映像方式「NTSC」 タイ=リージョンコード「3」または「ALL」+映像方式「PAL」 のDVDでないと再生できないのが原則である。 ところがタイで流通しているDVDはリージョンコード「3」「ALL」だけでなく「1」「2」も区別なく並べて売られているし、映像方式も「NTSC」のものも多く見られる。だから、モノによっては日本に持ち帰っても問題なく再生できるものもあるわけである。だが、タイ人はリージョンコード「3」で映像方式「PAL」のDVDを探しているわけではない。皆そういうことをまったく意識せずにDVDを購入している。 それはなぜか? それはまずタイで流通している「テレビ」があらゆる映像方式(NTSCかPALか)に対応する「マルチシステム」になっていることがひとつ。これは欧州全域でも同じですね。 それと、タイで普通に売っているDVDプレーヤは、なんと 「リージョンフリー」 なのである!!つまり、リージョンコードが「1」だろうが「2」だろうが、どこの国のソフトでも問題なく再生できる。 この状況はタイに限った話ではないと思われるが、少なくとも「タイのテレビ」+「タイのDVDプレーヤ」は、世界のどの仕様のソフトでも再生可能という、まさに「オールマイティ」な取り合わせなのである。(ただし、もし少数派の「SECAM」という映像方式のDVDがあったら、白黒映像でしか見れない可能性はある。) さあ、ちょっと混み入った話で理解できたでしょうか? 日本で購入可能なDVDプレーヤでもちょっとの細工でタイと同じ仕様に変更または改造できるものもあるようだ。その辺はマニアの方がいろいろ情報発信しているので、興味のある方は探してみてくらはい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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