カテゴリ:タイポップスを聴こう!
チェンマイ滞在記は1回お休みして、「TATA YOUNG」ニューアルバム「TEMPERATURE RISING」がリリースされたので、早速レビューしてみましょう。・・・といっても、日本盤も既に発売中のようなので、わざわざタイから発信する意味はね~な~・・・。ま、いーか。
日本でも前作「I BELIEVE」は馬鹿売れしたみたいですが、本作も全曲「英語曲」でぶっ通してます。1曲目の「El Nin-YO!」は既にタイのディスコではガンガンにヘヴィローテーションされており、アルバムの出来にはかなり期待していたのですが・・・ う~ん・・・なんかつまんね~・・・。 4曲目でPAUL McCARTNEYの「Silly Love Songs」のサンプリングが大胆に登場してビックリしますが、ちゃんと「PAUL & LINDA McCARTNEY」とクレジットされているので「パクリ」ではないです。それ以外は可もなく不可もなくという出来の曲がつづき、ひとによっては「傑作」と感じる方もいるでしょうが、まあ何回も繰り返して聴きたいとは思わないなあ・・・。 ジャケットやインナーの写真を見ると、セクシー路線の拡大は予想通りとして、ファラン顔を強調したい意図がかなりみえます。Palmyの新作でもそうでしたが、これは個人的には大きなマイナスですね。付録VCDの「El Nin-YO!」のビデオは、セクシーっていうより「下品な悪い女」だよ、これじゃ。 タイ国内では醜聞が多いせいか特に同性からの支持を失っており、「昔のTATA YOUNGはよかったのにねえ」という声をよく聞きます。そんなに貶すほどの作品ではないとは思うのですが、日本でTATA YOUNGを耳にしたみなさんが「タイ・ポップスってこんなカンジなんだ」と誤解されるのはちょっとねえ・・・。そういう意味で言うと、一般的な洋楽アルバムとしては「佳作」です。 ※情報追加※ どうやら日本盤のジャケは上のファラン顔の写真とは違って健康的なイメージになっているようですね。 JiMさんコメントの返信にも書きましたがYahoo!でのタタ・ヤン特集の中で許しがたい大ウソ解説が・・・。 「露出が多めの服は、ただ単に出身国であるタイが熱帯の国だから、その気候に合ったファッションをさりげなく取り入れているような雰囲気である。南国が生んだ“天然なエロカワ”である。」 いくら南国だからって、タイの女性が気候に合せてこんなファッションで歩いてるっつーんかい!?(ホントだったらうれしー) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[タイポップスを聴こう!] カテゴリの最新記事
|
|