カテゴリ:トホホなタイ暮らし
「798アクセス」!! そんなの別に大した数字じゃないっていう人気ブログも星の数ほどあるんでしょうが、わたしにとっては驚きの数字でやんす。 クーデターの経緯については各ニュース記事が出てますんでここには書きません。まだ全てが終ったわけではありませんが、一応緊張した局面は脱したってことでこれまでの個人的感想を書いてみましょう。 前回のタイでの政変は1991年のクーデターおよび1992年5月政変ですね。今回と違って流血を伴う政変で、当時のバンコク都民にとっては大変な恐怖だったそうです。考えてみると、1992年当時は現在のようにインターネットもなく、携帯電話も普及していなかったのですから、テレビ局を制圧して情報を規制してしまえば、国民や在留者には今この国で何が起こっているのか知る術がないわけですよね。 今回のクーデター当夜の記事は、実は最初「なにが起こった?」というタイトルだったんです。全チャンネルのテレビ画面がいきなり国王陛下の記録画像になったのを見てビックリして冒頭の3行だけを書き込み、誰かからの情報を「待つ」という作戦でした。コメント欄のNAT♪さん、MIAWさんのカキコミが実に生々しいでしょう?並行してインターネットや識者との連絡で段々詳細がわかっていったのですが、内容の一部に「ガセネタ」に踊らされている形跡が明らかデス・・・(苦笑)。まあドキュメント風に残しておくのも一興ってことで、明白な間違いを除いてそのままにしてあります。 また、当夜は携帯電話を通じて短期間に日本人の間で情報が広まったようですね。わたしもかなり多くの方に電話をかけまくりました。わたしの電話で初めて変事を知った方もいれば、逆に自分より詳しい情報を既にご存知の方もいらっしゃいました。楽し~いお店で「遊興中」の方もいましたが(笑)、そのあと店内は一転して大騒ぎになったそうです。 テレビでときどき国軍による声明がありましたが、もちろんタイ語だし、それで事態の全容が掴めるわけでもありません。翌朝になって再開されたテレビ局によるニュースも「事実」と「憶測ベースの情報」が入り混じってますので、確実な情報はほぼネットから得ていたようなもんですね。 今回至って平静に事態が推移したのは、ひとつにはこうしたコミュニケーション手段の普及によって一般市民が状況を速やかに把握していて、無用の混乱を招かなかったという側面もあるかも知れません。 また、多くの日本にいる方々から安否の問合せを頂きました。本当にありがとうございました。ですが、そういうみなさんの真心に対して誠に失礼とは思うのですが、逆にこっちが笑っちゃうほど切迫した訊きかたをされる方もいらっしゃいました。一体日本ではどんな報道をしていたのでしょうね(笑)。戦車部隊がガンガン市内を行進している映像を繰り返し流していれば、あたかもバンコク全域が「スターウォーズ」のデス・スターのような状態になっていて、司令官の支配から民衆が逃げ惑っているようなイメージを想像されるのかも知れません。 まだまだタクシン元首相の動向によっては何らかの動きがある可能性は否めませんが、とりあえず バンコクおよびタイは「平和」かつ「安全」ですよ。 今回のタクシン失脚によって、連日のテロ事件で緊迫していた南部情勢が解決することは確実と言われており、その側面も見逃せません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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