カテゴリ:で、日本はどうよ?
今月は日本とタイを行ったり来たり。さて今わたしはどちらにいるでしょう?
8月に何となく始めた海外在住者の新鮮(?)な視点で日本を見つめるシリーズですが、思いのほか多くのコメントを頂きました。 図に乗って、9月も日本で「おや?」と感じたことを書き留めておきたいと思います。 ■「プロ野球」ってこんなだっけ? 今年はセ・パともに上位3チームが僅差で競り合う未曾有の首位攻防戦。 タイからでは残念ながらネットまたはNHKで結果を見るだけですが、それでも毎日のニュースを見るのが楽しみです。 日本にいるときは馬鹿みたいに忙しくて、とても野球中継が見れる時間帯に帰宅できませんが、9月17日(祝日)はどーにか夕方までに業務をケリをつけることができましたので、さーて、伝統の一戦「阪神×巨人」しかも0.5差という首位攻防戦をテレビ観戦です。プロ野球ファンとしてこれを見逃すわけにはいきません! 夜8時ごろに帰宅してワクワクしながらテレビをつけます・・・が・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・中継やってない。 こんなのアリ?? いかに野球人気低迷の昨今とはいえ、プロ野球史上稀有の混戦の中での人気カードですぞ!! 「JFK」揃い踏みや「谷パパ」の金メダル祝砲など、見所も満載だったこの黄金カードが中継なしとは・・・・・ 巨人軍全盛時の立役者・ソフトバンクの王監督は昨今のこうした状況にかなりお怒りらしい。 娯楽の乏しい時代に長らくテレビを支えてきたのは「プロ野球」の功績ではないか? 特に巨人軍系列のテレビ局は「巨人戦」で左団扇で視聴率を稼いできたのではないか?それがプロ野球よりバラエティの方が視聴率を稼げるようになった途端この仕打ちか? 今こそテレビ局は人気低下のプロ野球を支援するために視聴率がとれなくてもファンのために中継を続けるべきではないのか? それがかつてのプロ野球の功績に対する「恩返し」ではないのか? まったく仰るとおりで、王監督は純血日本人以上に「ニッポン」の魂を持っておられる方です。アンチ巨人のわたしもこの言葉には120パーセント敬服するしかありません。 悲しいですね。 野球場に行っても自分の応援するチームが負けて相手の抑えが出てくると席を立って家路を急ぐファンがゲートに殺到します。日本プロ野球史上最速投手「クルーン」がマウンドにいるのに??(昨年東京ドームに見に行ったときのハナシ) テレビ局もファンも「視聴率」や「勝ち負け」といった短絡的なモノに拘って、スポーツの魅力や愉しみを見失ってしまったのでしょうか・・・ ■「総理大臣」ってこんなだっけ? これでは日本が国際社会でマトモに相手にされなくなりますね。 「日本は政権がコロコロ替わるから、日本との外交交渉なんて時間の無駄ネ。」 「所信表明の次の日に辞任?日本国のトップの公式発言でさえそんな軽いものなら 今後日本が何を言っても信頼できないネ。」 タイも現在はクーデターを契機に発足した「暫定政権」ですから、国際社会での地位は著しく低いです。APECに出席していたタイ国首相は誰の目にも肩身が狭そうでした。 政治的な発言ではないという前提で私見を述べますが、国際社会で一定の地位を確保する、たとえば、「アジア諸国の中で主導的な地位」を得ようと思えば「長期安定政権」で政治的な継続性があることが不可欠のようです。 凡将が「器ではなかった」と切って捨てるのは簡単です。ですが考えてもみてください。民間のちゃっちいビジネスですら「1年」で成果を挙げるのは容易なことではありません。 野党やマスコミ、そして有権者も、誰が推戴されても「退陣」「政権交代」と叫ぶだけでなく、きっちりと日本の「中枢」を育てる意識をもってほしいと思います。 好感度が高くて改革、改革とだけ叫んでいれば大した成果がなくてもそれなりの長期政権を維持できることが実証されたわが祖国にっぽん。 永年の無策のツケを延々と次の政権に回し続けることで選挙を乗り切っても、それは国益にはつながりませんよ!! 今回はひたすら愚痴ばっかですね。 タイランドハイパーブログランクに1票♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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