カテゴリ:トホホなタイ暮らし
さて、今年の業務がようやく終了し、今回の年末年始はバンコクで過ごすことになります。
海外での年越しって、パッと聞く限りではリッチなイメージがありますが、実際に体験してみるといまいち退屈なものです。欧州で2回年越しをしたときも大晦日のカウントダウンまでは高揚した雰囲気を満喫できましたが、元日は特に何もなく「普通の日曜日」と同じ。2日からは単なる平日。わざわざ出かけたことを後悔したものです。やはり正月は日本で過ごすのが一番です。 とはいえ、今年はバンコクでの初めての年越し。新しい年に向けて決意を新たにするためにも、何か華やいだイベントを取り入れたい。作戦としては大晦日は「紅白歌合戦」をNHKワールドで見る、元日には今日198バーツで購入した「ウイーンフィル・ニューイヤーコンサート」のDVDを鑑賞する・・・と、どうもアクティブな催しがありません。 うーん、それでは以前からパートナーさんからリクエストされていた「チャオプラヤ川ディナークルーズ」をこの機会にフンパツすることにするか・・・。「お出かけ好き」の姫も大喜びするに違いない。 タイで年越しするみなさんはどんなお正月を過ごされますか? さて、本ブログの今年の記事は恐らく本日分で終わり。来年に向けて本ブログのコンセプトもしっかり再確認しときたいと思います。 何度も書いていますが、本ブログを始めたキッカケは「自分への手紙」です。初めての海外在住ってことで毎日驚きや発見の連続だったのですが(今でもそう)、その新鮮な感想を文章としてできる限り残しておきたかった。それをブログ記事として公開して、これからタイのことをもっと知りたい方にも何らかの参考にしていただければ・・・という期待もありました。 在タイの方なら一度は経験あると思いますが、初めてタイに来られた方を案内するとき、空港からホテルへ向かう道すがら、 「へえ!タイにもマクドナルドがあるんですねー!」 などと感動されたことありますよね? こちらに長いひとは、それを聞いて「何言ってるの?そんなの当たり前でしょう!」と鼻で笑うか、「馬鹿じゃないの?無知にも程がある!」と憤慨される方もいることでしょう。 しかし、わたしはその「感動」を大事にしたいのです。わたし自身、海外渡航経験がなかった頃に中国に行った友が「中国にもマクドナルドがある。味は同じだった」という話を聞いて大変驚いたものです。パスポートを持ったことのない実家の両親などは「タイ」と聞いても椰子の木が茂るジャングルのイメージしか浮かばないことでしょう。写真を見せると「バンコクってえらい都会やなー」とビックリしていました。ま、わたしも5~6年ぐらい前まではそういう認識だった(苦笑)。 マクドナルドが「当たり前」と言う方に聞きたいが、じゃ日本で当たり前の「吉野家」はタイにはないよね?それより日本ではタイの犬の数ほどあるドリンクの自販機がタイでは全く見当たらないのは当たり前なの?逆にバンコクでは街角に普通にある「ATM」を日本で見かけないのは?それも全部「当たり前」なの? そう考えを巡らせてみると、知ったかぶり、古参のふりをするよりは、日々くだらない違いを発見しながらいちいち感動する方が楽しいに決まっています。 いよいよ在タイ4年目の年を迎えますが、まだまだタイにはいろいろ発見がありそうです。 皆さんには「くだらない」と思われることも書くと思いますが、共感できる方がひとりでも多くおられることを願うばかりです。 2008年もタイと本ブログをよろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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