カテゴリ:トホホなタイ暮らし
あけましておめでとうございます。
みなさま 今年もタイと本ブログをよろしくお願い申しあげます。 さて、前回ご報告のとおり今回は初めてのバンコクでの年越しでありました。 パートナーさんに、大晦日、どうして過ごそうか?と訊いてみると、 「大晦日?別に何にもないけど?例年は家でごろごろしてるだけ」 という期待通りの答えが帰ってきました。これはわたくしがしっかり立案しないと、折角決意を新たにしたい「年越し」が「単なる土日」になってしまいます。 大晦日といえば「NHK紅白歌合戦」です。これをみんなで貶しながら見るのが日本の風物詩ですよね。わが家はケーブルチャンネルでNHKワールドが見れるので、異国にいながら紅白を楽しむことができます。ですが、バンコクは日本との時差が2時間あるため、紅白が始まるのがまだ現地では日暮れ前の夕方5時過ぎ。さすがにまだ見る気分にはなりません。 そうそう、日本人は大晦日に「年越しそば」を食べなくてはならないと憲法第2条に書いてありますから、スーパーまで買出しに出かけます。スーパーでは大晦日というのにクリスマスソングがガンガンかかっているという無神経さ。せっかくの年越し気分を台無しにしてくれます。 戦闘態勢が整ったのが19時半ごろで、満を持して「年越しそばを食べながら紅白を見る」という「日本式」大晦日を満喫します。 普段ですと終盤の大御所勢が登場するあたりになると、「けっ!この老人ども何年同んなじ曲歌えば気が済むんぢゃ」と、毒舌が罵倒に変わってくるものですが、日本の曲をあまり知らないパートナーさん向けには「にっぽんの名曲」の数々を見せられたのはなかなか好都合でありました。 引き続き「ゆく年、来る年」をしんみりと見て日本時間零時を回ったところで「日本式」年越しは終了! さて、次は「タイ時間」での零時を迎える準備であります。 バンコク都内ではセントラルワールド前でカウントダウンイベントがあることは知っていました。昨年は爆弾テロの影響で中止になったので、今回は2年ぶりってことで盛り上がっているそうな。ただ、調べてみると「半端じゃない人混み」ということで、乳呑み児を抱えていけるような状況ではないようで、泣く泣く断念しました。 テレビ中継を見ると、おっしゃるとおりすんげえ人混み!! ロックバンドのコンサートを見ながらカウントダウンということのようですが、演ってるバンドが味噌が4分25秒で腐りそうな酷いボーカル。許せません。まだわたしが歌った方がマシです。こりゃ行かなくて正解だったわとひとり納得。 「タイ時間零時」にさしかかるところで、家族3人で住んでるコンドミニアムの屋上にノボリます。地上40階ですから、バンコク都内のかなりの部分まで見渡せます。ここで零時に都内各所で同時多発的に上がるであろう「花火」を鑑賞しようという魂胆です。 これが結果的には大正解!! 零時を回ったところで、ドドンドンという威勢のいい音と共に360度どこを見ても「花火!花火!花火!」であります!! 近いところでは300メートルぐらいの近い距離から10数キロ先まで、ほんの5分前後という短い時間ながら、いったい何ケ所で花火が上がったでしょう?数十?いや数百ケ所? あまりの壮観に唖然としていて、この興奮がホントに伝わるような写真は撮れませんでした。 世界のほかの都市で、こんな密集した市街地のド真ん中で無秩序に花火を打ち上げていいところがそんなにあるとは思えませんので(普通「消防法」とかで規制されるでしょ!)、この光景は「何でもアリ」のバンコクならではの稀有なものなのかも知れません。 と、いうわけで、バンコクでの年越しは「日本式」と「タイ式」の2本立てで贅沢に過ごせたということで、無理やり「大成功」という結論といたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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