ことこと＠チェンマイ！ タイ移住ドキュメント＆北タイ通信♪

引越しました。

って、これは日本での住まいのハナシです。タイのコンドーは元のままです。

タイ中心の生活が前提だったので、日本は短期の仮住まいってことで郊外の安いアパートを借りていました。ですが、日本で長く業務するようになると通勤時間がボディーブローを超えてミルコの左ハイキック並に効いてきます。今回の引越しで短縮された通勤時間は、１週間累積すると８時間ぐらいになります。これは大きいです。

何より、邪悪な空気の満ちた「山手線」に乗らなくていいのは精神衛生上すごくよいです。深夜（特に金曜）の山手線の雰囲気は最悪ですね。

そこで「さらば山手線通勤」を記念して、山手線ネタをいくつか・・・


■Tui☆さんはぢめての山手線

大学受験で上京した際にはじめて利用しました。当時はステンレスの車体でなく全身黄緑色の旧式タイプ。田舎モンのTui☆さんは駅員に聞きました。

「すいません。山手線の『急行』は何番線から乗るんですか？」


■山手線一周したことある？

大学の友人に鉄道オタクがいました。あ、当時はオタクなんて言葉ないっすよ。彼はなぜか山手線を一周するのが好きでした。わたしも暇があったら一度はしてみようと思いましたが、未だに実現してません。何千回も山手線に乗ってるのにね。


■山手線のここが嫌い

電車が少し遅れると短い間にホームは大変な混雑になりますね。ようやく電車が来ると、乗客はヲラ押せ！押せ！と無理矢理乗り込もうとし、半ば殺気だった雰囲気になります。放送では「隣の駅に次の列車が来てます！」と叫んでいるのに、ぐいぐい押し入ろうとするバカは沢山います。こういうことするから発車がさらに遅れる。山手線はリングになっているので、こういう自分勝手な人間による影響は全周に及びます。タイ人だったらこんなこと絶対しないですね。タイ人のこういうところ好きです。日本人のこういうところ嫌いです。わたしはナンチャッテタイ人ですから当然待ちます。３分後に「次の列車」が着きますと、これが驚くほど空いているのですよ！ほとんどの人間がスシ詰め列車の不快感より「３分」を選択したってことですね。日本人は愚かだなと実感する瞬間です。


■山手線で気味悪く思うこと

本も開けないほど混んでる朝の通勤車内では、ドア上のモニターに流れるニュースやコマーシャルでも眺めて不快感と退屈をまぎらわすしか術がありません。ですが、以前からやってる「違法コピー撲滅」のＣＭはどうも好きになれません。一応業界の人間なのでこういう取組みは有難くはあるのですが、このＣＭが言ってることは「会社を裏切った密告者には報奨金を差し上げる」ということですよね。犯罪の摘発という意味ではいい行為なのですが、自分の会社を密告しながら笑みを浮かべる女性の映像は、わたしのような古風な日本人の感覚からすると非常にグロテスクに思えます。そう思うのわたしだけ？


■山手線で気味悪く思ったこと

先日、乗ってる電車で人身事故が発生しました。驚いたのが、乗客がすごく平然としていたこと。目の前でひとが死んでるかも知れないのに、特に不安そうな様子もなく、しばらく車内にカンヅメにされることが明白なのに怒るでも焦るでもなく、みな携帯電話で電話をかけるか、メールを打つか、ゲームに興じるなどしてます。うーん・・・みんなこういうことには慣れてるのか・・・。タイ人だったら争って現場を見に行く？


■人身事故で電車が止まったら

重要な訪問で急いでいるときに限って山手線がストップ、ってこと何度かありました。そのとき、駅のアナウンスでソッコーで「振替輸送」を推奨するのはやめてほしい。大事な会議に遅れちゃ大変と、慌ててタクシーを拾ったり遠回りになる地下鉄に乗り込みますが、目的地に着く頃にはとっくに山手線は運転再開してます。長蛇の列に並んでタクシーに乗って、渋滞で立ち往生している車中から山手線が元気に運転再開しているのが見えたときの悔しさは一生忘れません。当時はまだナンチャッテタイ人ではなかったですからね・・・