ことこと＠チェンマイ！ タイ移住ドキュメント＆北タイ通信♪

今日からプロ野球も開幕か・・・

ときの流れは速いのう・・・

さて、昨今のスポーツ界をウォッチしていると、「ヒール」と「ベビーフェイス」が明確な分野がしっかり盛り上がっているのが特徴的ですね。

昨年のボクシングの「亀田一家」と「内藤」が典型的です。ボクシング協会はさんざん亀田一家を利用しておいて、マスコミに叩かれるといけしゃーしゃーと「トカゲの尻尾切り」をしてしまいましたが、内藤選手をカネがとれるスターに担ぎあげることができたのはうれしい誤算だったことでしょう。興行的には亀田一家をヒールとして温存しておいた方がよかったと思うのですが、その辺が惜しまれるところです。

大相撲も「朝青龍」という相撲史上例をみない「ヒール」のおかげで先場所から人気を盛り返しているようですね。今日は全勝の朝青龍が敗れて座布団が宙を舞う光景が見られ、なかなか興奮させられるシーンでした。大関陣が負けて勝ち力士がインタビューされても毎日のことなんだからいちいちインタビューすんじゃねー、と怒りたくなる昨今、最凶ヒール横綱の存在は今の相撲界には命綱みたいなもんですね。どんな暴言を吐こうと巡業をサボろうと、廃業させてはなりません（本心ではムカつきますが・・・）。

珍しいところでは、ハンドボールが「中東の強権」という対戦相手とは別のヒールの存在でかつてないほど注目を集めたことも興味深かったです。

そういえば、昔のプロレスはヒールの「外国人レスラー」対「馬場」または「猪木」というわかりやすい図式の上に成り立っていて、真剣勝負でないことがウスウスわかっていてもバカみたいに興奮して見ていたもんです。最近のプロレスは毎回同じような日本人同士の対戦ばかりで、技術は昔に比べて格段に進化していると思うのに、いまいち楽しめません。

さて、今年のプロ野球は、昨年リーグ１位という強さだったにも関わらず、オフに最下位球団のエースと四番、４位球団の守護神を札束攻勢で強奪するという「血も涙もない」補強をした「読売巨人軍」という一大ヒールがいるにも関わらず、他球団がいまいちそれを興行的に活用できていないのが惜しまれます。特にヤクルトは「他球団に全敗しても巨人だけは倒すんやー」と宣言するとか気勢を上げてシーズンを盛り上げないと。こんなにおいしい「因縁対決」はないでしょ。なんか野球界は昔からこういうアングルを作るのが下手くそです。不人気球団のオリックスもパウエルをあんな形で強奪されたのだから、「パウエルに勝ったら殊勲者に賞金１千万円！」といったシチュエーションを作るとか、「Fxxkin！パウエル」グッズを販売するとか、なんとでも盛り上げようがあるでしょうに。興行のイロハがなってません！



というわけで、わたしの今年のモチベーションは

「今に見ておれ」

です。

無理矢理な結論ですなー