ことこと＠チェンマイ！ タイ移住ドキュメント＆北タイ通信♪

あーやだやだ・・・。

日本にいると書くこと文句ばっか！

Tui☆さんの好感度がどんどん下がっちゃうワ・・・



茨城に続いて岡山でも無差別殺人。まだまだ人生これからって方がこんな理不尽なことで命を奪われるのは、ほんとやり切れません。

何より腹立つのは、連日の事件についての報道です。

わたしは前から言ってたのですが、世の中でこうした理不尽な事件が増える一方なのは、マスコミの報道が元凶なのではないかと思っています。

犯罪予備軍の少年たちにはここ数日のテレビは、まさに「魅惑の世界」に映っていることでしょう。

何か事件が起ると、時間帯によってはどのチャンネルをつけても容疑者のプロフィールをたっぷり時間をかけて紹介してくれます。教師、同級生や近所のひとへのインタビュー、過去のクラブ活動などでの栄光の軌跡、さらには卒業アルバムなんかまで引っ張り出して、容疑者の独壇場の世界がテレビ画面に繰り広げられます。いかなるトップスターやアスリートでも太刀打ちできないほどの占有時間。これを見て、今は引きこもりでパッとしないけど、オレもひとつ派手な事件起して「ヒーロー」になるか！なんて勘違いする人間は大勢いることでしょう。

番組によっては仔細に容疑者の家庭環境を説明して、明確には断定しないもののまるで親兄弟に問題があったかのようなストーリー作り。確かに家族は連帯責任って考えもありますし、当然ながら被害者以上に同情する必要は全くありませんが、ここまで容疑者家族のプライバシーを暴露する権利がマスコミにあるのでしょうか？父親はともかく、妹さんたちの人格に言及するような描写もあり、これから凶悪犯の家族として一生レッテルを貼られるのに、こうした「報道」でそれ以上のものを失ったことは間違いありません。

もっとヒドい場合には、「容疑者がこういう犯罪を起すようになったのは、日本の社会に問題があるということではないでしょうか？」などと仰るキャスターもいます。こりゃあ、おったまげた！わたしも一応日本の社会の一員ですから「容疑者がこんなことしでかしたのはお前のせいだぞ」とキャスター様はのたまわっています！わたしを含めて日本の社会を構成するひとびとは、普段からどんな不条理なことや理不尽な仕打ちを受けても、グッとこらえて歯をくいしばって生きているのです。ひと様を殺めるどころか手を上げることすらありません。ニコニコ笑いながらも目には涙がいっぱい溜まっているのですよ。じゃあ、キャスター様、われわれは今回の責任をとって明日からどういう生き方をすればよいのか、具体的に教えてくださいませ！

犯罪予備軍にはたまらない一言ですよね。彼らはこう思います。そうだ。世の中がおかしいと専門家も言っている。オレの思った通りだ。オレが社会に適応できないのはオレじゃなく世の中が変だからだ。だからこういう奴らは殺してもよいのだ。逮捕されてもマスコミがオレの言いたいことを代弁してくれるから心配ない。

とにかく、最初に書いた通り、近年の不可解な事件の増加はマスコミがもたらした害だとわたしは断言します。こういうワケわからん事件が増えたのは、ニュースがエンターテインメント化してワイドショーとの境界が曖昧になってきてからです。お笑い芸人がキャスターやったり、脳みそ空っぽのアイドルに不用意なコメントさせたりするのは、テレビの持つ影響力を考えると非常に危険なことだと思うのです。

意外と事件が大きければ大きいほど視聴率ゲットぉ！と叫びながら喜んでいるのではなかろうか。確信犯の可能性もありますか・・・。