カテゴリ:よもやま
「北京オリンピック」開幕しましたね。
どうせ中継を見る時間なぞありそうにないですが・・・ ガンバレ!日本選手&タイ選手(ん?出るのか?) 昨今はメダルだ金だと結果至上主義の傾向が強くなっていますが、個人的にはわれわれの代表が国際舞台で各国の代表と競り合っている姿を見るだけで痛快です。どんな結果であっても選手の誇らしい笑顔を見たいもんです。 さて、今回のオリンピックで特長的なのは、開催国である中国の批判が一気に盛り上がったこと。これだけ中国に関するネガティブ情報が日本に流通することはかつてなかったことですね。聖火リレーの際には連日「チベット問題」が報道されていました。その後は色んな事件に埋もれて取り上げられるチャンスが激減したものの、開幕に向けてまた話題にのぼってきました。オリンピックを機にチベット問題への認知度がどんどん高まってほしいものです。 まあしかし、マスコミのブームも一過性。チベット問題もオリンピックが過ぎれば無視されることになる可能性もあります。オリンピックに関わらず迫害を受けている民族への思いを風化させないために、お薦めの本が出ましたので紹介します。 「独裁君」業田良家著(小学館/Big comics special) これは「シャルル民主主義人民共和国」という架空の国家の「シャルル・ド・クサイ」という独裁者のハチャメチャな日常を描いたギャグ漫画であります。笑えます。 途中から「大華共和国」というやはり架空の国家の主席が登場し、これまた強烈な非常識ぶりを発揮します。主役のシャルル大統領は一転してひたすら劣勢となります。 ま、架空の国家のハナシですから(笑)、堅いことは抜きに楽しく読んでみてください。 で・・・ 大笑いしながら油断して読み進めると、中盤あたりで非常にシリアスな内容の短編が挿入され、終盤には前述の「大華共和国」と思われる国の民族弾圧を描いた短編に突入します。吐き気を催すような内容と展開ですが、最後まで目をそむけてはなりません。 最終話のシャルル大統領の最期のようすは、それまでのギャグ路線から一転してダークな内容となっており、非常に読後感が悪い本であります。 興味の向きはご一読を・・・ 華やかなイベントの陰で何が行われているか、競技に一喜一憂しながらも心のどこかで意識していたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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