カテゴリ:トホホなタイ暮らし
1年振りの「帰宅」がそのまま「退去」となってしまったバンコクのコンドー。
タイビジネスとまったく無縁になるわけでないのですが、以前のように長期で滞在する状況でもないので、とりあえずは残念ながら「生活基盤」としては撤収せざるを得ません。 一般的な大手日系企業の駐在員さんと比べると半分から3分の1ぐらいの賃料のコンドーではありましたが、それでもわたしが過去に住んだことのある住居(実家を除く)の中では最も広い敷地面積を誇る物件でありました。 それと、とにかく高かったんスよ~! は?賃料はそれほどでもとスグ上に書いてあるではないか? いや、そうではなく、すんごい「高層階」だったんです。 なんてったって「33階」ですから! ふーん、お前が偉いんかい!? もう退去しちまったんで、場所がバレても女性ファンに出待ちされる心配もありません。住んでいた部屋からの眺めを紹介しちまいましょう。 右方にBTSトンロー駅が見えますね。BTSが走っているのを鑑賞できます。 彼方にチャオプラヤーの川面がわずかですが見えます。その手前がクロントゥーイ港。 BTSは終点のオンヌット駅まで見えてます。青い建物は映画館のメジャー・シネプレックスで、その死角あたりにバンコク南バスターミナルがあります。写真にはありませんが、さらに左の方にスワンナプーム国際空港も遥かに望めます。 それにしても、バンコクじゅうコンドーまみれです。もう供給過剰だろうに。どの写真見ても工事中の高層コンドーがいくつも発見できます。 こんな景色だったんで、馬鹿とイケメンは高いところが好きと格言に言います通り、わたしゃ毎日飽きもせずベランダからバンコク市街を眺めて贅沢な気分に浸ってたもんです。 それよりも残念だったのは、このコンドーのコミュニティとのお別れ。 このコンドー内に居住者専用の「美容室」があるのですが、繁盛しているというより、ここに住む「タイ人マダム」どもとそこで働く「メーバーン」たちの溜まり場と化していました。 うちのジェーンさんも「常連」のひとりで、恐らく1日のうち確実に2~3時間はここに居たのではないでしょうか? 常にヒマなマダムが誰かごろごろしているので「託児所」として活用できるメリットもあって、かなり助かっていたようです。 その代わり、客がいなくなるとここのオバちゃんからうちの部屋に内線が入り、「今客がいないからTui☆さん、サ・ポム(洗髪)においで」と呼ばれちまいます。 他の客の約3倍ぐらいの時間をかけて頭皮マッサージ(肩揉みもセット)してくれて「100バーツ」。その辺のローカル向けの店よりは多少高いですが、まあ日本の相場を考えりゃ安いモンでしょ。在住時はヘヴィにコールされてましたから、とてもキモチよかったものの、おかげでワタシの頭髪はキューティクルがほとんどはがれ落ちてボロボロだったと思います。 なんだか利用してたんだかタカられてたんだかわからんような美容室でしたが、入居当時は「ジェーンさん」もバンコク在住はじめてってことで、当初は田舎もんコンプレックスってんでしょうか?誰とも話そうともせず引き籠りがちだったのです。彼女が明るさを取り戻してくれたのはここのマダム・コミュニティに入って可愛がられるようになってから。そういう意味で本当に感謝!感謝!です。 変わりモンのビンボ外国人として定評のあったTui☆でも、BTSトンロー駅を降りてから部屋に帰るまで、多いときは10数人ぐらいと挨拶しなきゃならんかったですからね。 日本での独り暮らし時代は近所どころかマンションの隣室にどういう人間が何人で住んでるかもわからない状態でありました。 日本ではコミュニティには馴染めなかったTui☆のような偏屈ヤローでも、タイ人たちは暖かく仲間に入れてくれる度量があるのですね。 またバンコクに居を構える日が来るかどうかはわかりませんが、もしそういうことがあったら同じ場所に住んでもいーなー、と思ったり・・・ (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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