カテゴリ:よもやま
また本の紹介です。夏休みなにしようかなと暇を持て余している方は、とりあえずTui☆さんの薦める本でも読みなさい。
世の中は選挙だマニフェストだと喧しくなってきましたね。 なに?そういう政治系の話は興味ない?どの党が政権とろうが誰が首相だろうが一緒なので、選挙なんてどうでもいい? はい、そう思ってるあなたに、ゼヒお薦めしたい本がこちらです。 「若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?」 森川友義著(ディスカヴァー携書) 選挙に当選しなければ政治も政策もクソもない政治家にとって、投票にも来ないし文句のひとつも言わない20歳代の若者なんてこの世に存在しないのと同じこと。 だから投票率の高い高齢者や既得権益を持つ圧力団体向けに政策が打たれるのは当然の帰結で、その結果、現在の「20歳代世代」と「50歳代以上」との間で、生涯にすると実に四〇〇〇万円もの差(納める「税金」と受け取る「受給」の差引金額)が発生するらしいです。 ほほう、これは今の若者たちは気の毒だねえ・・・ なんて言ってる場合ではありません。これから育っていくわれわれのコドモらも既に前借りで搾取されてるんでっせ~!! というわけで、特定の圧力団体に属してなくて、自分が政治的に冷遇(または無視)されているのでは?と思いはじめたみなさん、 とりあえず選挙に行きましょう。 まあ、堅っ苦しいテーマの本に見えますが、論理の組み立てが平易かつ明確で、多分誰が読んでもスンナリ政治の仕組みが理解できると思います。学のないワタシでもわずか2日で完読できたぐらいです。 そう!政治の仕組みって実はシンプルなんです。 既得権益層にはその辺のところ庶民にわからない方が都合よいので、メディアを通じて政治への無関心と絶望感を煽っているだけ。 昨日、某党のマニフェストを街頭でもらったのですが、あれやりますこれやりますとゴチャゴチャ書いてある割に、内容をほとんど理解できませんでした。難しいって意味じゃなく、ところでそもそも何をしたいの?といいたくなる書き方。民間企業の企画書でこんなん書いたら、多分どこの部課長も 「ばっかやろーテメー、トムヤムクンで顔洗って出直してこい!」 と1分以内に書類をつき返すことでしょう。 最近「失われた20年」って話題をちらほら見かけますが、このまま行くと「これからの20年」も失われるんじゃないかという危惧を感じますす。 あと20年でうちの「オリーブちゃん」は、日本かタイかの国籍を選択しなくてはなりませんが、そのとき、オリーブちゃんが選びたくなる日本でありますように・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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