カテゴリ:で、日本はどうよ?
東海地区直撃の台風ってことで昨夜は周囲ではガヤガヤ騒いでおりましたが、現在勤務地から徒歩で通えるTui☆さんは基本的にカンケーありません。
おうちにいるジェーンさん(来日2年目)も、豪雨で洪水なんてのが日常茶飯事の国から来ているもので、台風のニュースがテレビに映るたびに「日本はおもしろいね。こんなんでニュースになるの?」なんて、お気楽な限りです。(なんらかの被害にあった方には不謹慎ですね。スイマセン) わたしも昨夕職場で「今日は定時退社するように」という通達が出たのですが、「このクソ忙しいのに台風ぐらいで帰ってる場合かい!?」と遅くまで粘っていたら、「何やってる!?早く帰らんか!!」と怒られてしまった。「何」って会社のために仕事してるに決まってるやん!仕事してて怒られるとは非常識な世の中になったもんやね。 昔いた職場では「仕事最優先」でしたね。「気象情報に注意」って意味は「警報が出たら出社に及ばず」ってことではなく、「どんな状況であっても通常通り出社できるように準備しとけ」って意味でした。電車が遅れたから遅刻しましたなんて言い訳にすらならず、「あほんだら!!台風で電車が遅れるぐらい想定していつもより1時間早く家出るとか、前夜から会社の近くに泊まるとかせんかったんかい!?」と怒鳴られて終わりでしたよ。 関西大震災に被災しながらガレキの中を「定時出社」した逸話をもつTui☆さんには無縁のハナシですがね。しかしまあ、イマドキの方からすると理不尽としか思えない商習慣だったといえます。今も業種によっては当然あるんでしょうけどね。 そういえば昔は台風のニュースというと、直撃に備えて社員を会社に宿泊させるべく、フトンを大量に会社に運び込む光景を映すのが定番でしたよね。それを思うと隔世の感があります。 それでも昔はそんなに理不尽に感じなかったな~。会社に寝るのイヤだし、ホテル代もったいないから、今夜は会社の近くの酒場で朝まで呑むぜ!なんて仲間を募ってドンチャン騒ぎしたこととか、楽しい思い出もあります。 働くことが美徳だなんて思っちゃいませんが、資源のない国土で圧倒的に身体能力の劣る日本人が国際分業社会の中で生き残るには、昔気質の日本人のように働きまくるしか能がないやん。 台風と聞いていそいそと帰っていくひとびとの群れを眺めながら、昔はエコノミック・アニマルと海外から謗られ恐れられた日本人は、今は一部の生き残りになってしまったんやね、と寂しい思いがしたワケっすわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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