カテゴリ:で、日本はどうよ?
名古屋駅から地下鉄に乗って10分少々で「覚王山」という駅に着きます。ここにあるのが、
「覚王山日泰寺」 です。 「泰」とありますが、これは「タイ王国」のタイです。 覚王山駅を降りるとすぐ参道で、随所に日タイの国旗が配されています。それで期待してしまいますが、今回見た限りではタイレストランとかアジアン食材屋のような類のものは見当たらず、おしゃれな喫茶店とか雑貨屋が目立つのが特色でしたね。 今回はうちのヨメっこ「ジェーンさん」が、「タイのお寺に行こう」と言い出したのが発端なのですが、名古屋地区のタイ人は熱心に参拝しているようです。 山門まで来ると、日本では金剛力士像がいらっしゃる位置に、タイの僧侶風(ってゆーかインドか・・・)の彫像があります。この辺はちょっと珍しい風情ですね。 しかしそれ以外は、山門も本堂も純日本風の構造で、タイ風の黄衣をまとった僧侶はどこにもおらず、いるのは普通の「お坊さん」です。 さてさて、この寺がなぜ「日泰寺」なのかというと、タイ王国から「仏舎利」を寄贈され、それを安置するために創建されたというのが起源のようです。 そのときは、タイでは現在においても絶大な人気のある「ラーマ5世」の治世であり、本堂のすぐ前にラーマ5世の祠と銅像があります。 ジェーンさんは、あとでタイ人の知人に電話したときに「ラーマ5世にお参りに行ってきた」という言い方をしていましたが、ここに来る多くのタイ人のお目当てはこちらなのでしょうか??その辺はよくわかりませんが、境内ではあちこちでタイ語の話し声が響いており、申し合わせたわけでもないのに知り合いのタイ人に3組遭遇しました。カンジの悪い金満ババアばかりだったので、ワタシは完全シカトしてましたが(笑) もうひとつこの寺の特色としては、日本で唯一の「超宗派」の寺院だそうで、3年毎に参加している宗派から持ち回りで住職を勤めるのだそうです。その辺の経緯とか不明なのですが、「アライコダーイ」なタイの文化とマッチしているといえなくもない。 しっかし、いずれにしてもタイ人が慣れ親しんでいる「大上座部仏教(小乗仏教)」と日本の宗派は考え方が異なると思うのですが、その辺参拝しているタイ人はどう消化しているのか?まああんまり気にしていないのか・・・。わしらだってタイに行きゃあタイ寺院に行ってタンブンもするしね。 うちのジェーンさんは、来日当初は日本の坊さんが妻帯して世襲して愛人までいる(バアイもある)ことにかなり衝撃を受けていたようですが、それでも寺や神社を見かけると必ずお参りするし、それが「タンプン」の一環と捉えているようにも見受けます。 信仰はカタチでなくココロってことでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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