ことこと＠チェンマイ！ タイ移住ドキュメント＆北タイ通信♪

うーん、世の中は夏休みか・・・

この期間に「９連休」をとってる方も多いと思うが、「社蓄」のわたしは「皆勤賞」だ～！！

ってゆーか、この３ヶ月で休日は４日間しかとってないやん！！（涙）

コドモも夏休みだってーのに、連れてったのは「脱原発デモ」だけか・・・。うーん、家族はよくガマンしとるな。

まあ無能なだけなので「多忙自慢」は虚しいだけだ・・・。そのうち解雇されたら死ぬほど休めるのだから、それまでは踏ん張るとしよう。（自虐）





さて、超ビンボでどこも行かないワタシの「夏休み」の楽しみは、「読書」ぐらいしかない。
普段から休暇のためにとかなりの冊数の本を買い溜めておったのだが、どうやら年内に取得は断念ってカンジなので、ガマンできずに何冊かは合間をみつけて既に読破してしまった。





相変わらず、読めば読むほどストレスが溜まる本ばっかりだが（汗）、今回紹介するのもかなり強烈である。

「日本の聖域～偽装の国」／「選択」編集部編 新潮社





これは定期購読でしか入手できない「選択」という月刊誌の連載をまとめたもので、主に国家の中枢に位置する公的機関の実態を暴いているものだ。いずれも新聞やテレビなどでは一切報じられることのない「不都合な真実」ばかり。ちょっと興味を持ってネットで調べれば出てくる情報も多いが、これだけ体系的にまとめてくれると大変価値がある。

多くの方は、こんなこと知らずに「お花畑」で何も考えずに幸せに暮らしてればいいじゃん！と思うかも知れない。確かにそうかも知れないが、一度触れてしまうと、「知らずに死ねるか～！！」と、ついつい拳を固めてしまうことは間違いない。



そういえば、オリンピック期間中に、ドサクサで東電の会議の映像が公開されたと批判の声が上がっていたが、バカにするな！ちゃんと見とるわい。五輪だからって全ての思考が停止するほど国民はバカではないぞ！しかも批判の矛先がズレとるわい。事故のあとで東電の幹部がどうしたとか菅がぎゃあぎゃあ騒いだなんてのは、まったくどうでもよいことで、本当にわれわれが知らなくてはいけないのは、「なぜ事故が起こったのか」である。本書にその一端として、もともと福島の原発はいわくつきの「欠陥品」であって、それを関係者は以前から知っていたということを紹介している。なるほど、それで具体的な国名は避けるが、生産国である仮名アメリカ合衆国が、震災直後にいの一番に撤退して自国民を一斉退避させたことも合点がいく。つくづくくだらん国だ。こんな国が守ってくれるから自衛隊は要らんなんて言ってるお花畑の住人にはゼヒ読んでもらいたい。


さらに、今回一躍悪名を轟かせた「原子力ムラ」の連中が、被災地の「除染」という巨大利権をまんまと手中にしたという話もある。隣人があなたのうちに汚物を撒いてきて、次の日に隣人が掃除をしてやるから５０万円払え、と訪ねてきたらあなたは払うか？彼らはそういうことをしている。


また、「被曝ムラ」なる御用学者集団が存在し、原爆の被爆地から利権を求めて福島にやって来て、被災地でやりたい放題という話も実に腹立たしい。


と思ったら、予知なんてできる能力もないのに、メディアを煽って「首都直下型地震」なるデマを流し、それで巨額の研究費をせしめている連中の話など・・・。もしかして首都直下地震の記事を見て、慌てて何か準備をされた方はいないか？あなたは彼らの報酬のために踊らされてるのだよ。



このように震災ネタだけでもなかなかのモンだが、このほかにも不愉快なハナシが盛りだくさん！！



読んでて思うのは、税金に群がる官僚や大学、天下り法人の連中って、ほんとに人間なんだろうか？ひととしての心があるのだろうか？赤い血が流れているのだろうか？と思わざるを得ない。反社会的組織の面々も顔負け・・・っていうか、おヤクザさんもここまでエゲつないことはしないだろうって思ってしまう。



まあ、短い人生だから、こんな本を読んでストレスを溜める暇があったら、痛快なストーリーの映画や、アドレナリン全開の音楽などを楽しむヨ・・・というのも必ずしも反対はしない。「知らぬが仏」を決め込むか、「知らずに死ねるか！？」と鼻息を荒くするかはそのひとの勝手かも知れない。


しかし、少しでも知ってしまうと、われわれはこんな国をコドモたちや次の世代に渡せるのか！？と、焦燥感に駆られてしまう。



そんなこんなで、「飲み屋で吠えてるだけの自称ヒョーロン家」であったわたしも、「脱原発デモ」に参加してみたり、こういう駄文を書いてみたりと、少しずつ何か行動するように心がけている。暗黒に近い青春時代ではあったものの、まあワタシ的にはこれまでの人生でそれなりにいい思いをさせてもらったと感謝している。ここから先は、自分の楽しみはさておいて、家族や次世代のために何ができるか考えたい。



ってわけで、とりあえず、


「四の五の言ってないで、この本読めや～！！！！」


多分それなりの規模の書店なら置いてるはずなので、とりあえず興味のある１節だけでも読んで味噌。８ページぐらいだから。