カテゴリ:ほのぼのタイの田舎暮らし
この土日は、ヨメっこ「ジェーンさん」の実家の隣りにあるお寺で大事な「お祭り」があるとのことで、ワタシにも「必ず帰ってくるように!」とのお達しがジェーンさんからありました。
しかし先週に色々気に入らないことがあってワタシはかなりヘソを曲げていたもので、「ふん!ワシゃ忙しいんじゃ。そんな田舎の祭りなんぞに参加してるヒマはないわ!」と、「ボイコット」を決め込んでいました。 そういうとき、いつも不思議なことにワタシの身に「超自然的な作用」が働くのが常で、土曜日にバイクの電気系統がなぜか突然逝ってしまい、出先で身動きとれず立ち往生してしまいました。 仕方なくジェーンさんに電話して、ピックアップトラックで救出を依頼するしかありません。 そうして、迎えに来てくれたジェーンさんに、自動的に実家に「強制連行」されるハメに・・・。 こういうのホント偶然とは思えないんですよね。 どうもワタシは「タイの超常的な何者か」に支配されてて、掌の上で転がされてるのでは?と思うことがしばしばあります。 まあ大抵はいい方向に導かれているのですが・・・多分・・・ 前置きが長くなりましたが、「大事なお祭り」というのは、タイの雨安居明けの恒例行事「カティン祭」というもののようで、在家信者からお寺に「カティナ衣」というものを献上するお祭りで、お寺にとっては年間で最も重要な行事なんだそうです。 在家にとっても「カティン祭」に参加することは、タンブン(善徳を行うこと)の中でもかなりグレードの高いものだそうで、地元からバンコクに働きに出ているひとびとも、大型観光バスをチャーターして参加するのが慣例なんだそうです。 さて、故障したバイクとともに身柄を拘束され、実家に連行されてしまったトホホなTui☆さんでしたが、玄関先ではハーフっこ「オリちゃん」(7歳)が、慣れた手つきで「揚げ菓子」の露店を営業しておりました。 賑やかなのは明けて日曜日の午前中で、バンコクからの在家信者を乗せた大型バスが到着し、お寺の境内は一気に賑やかになります。 寄進するのはカティナ衣だけでなく、このように「金の成る木」ならぬ「紙幣が成っている木」がズラリと献上されます。 こちらは「紙幣の羽を持つ孔雀」であります。 ウチは、向かいの親戚家と共同で、在家信者に食事を振舞う「露店」を開きました。 代金はいただきません。タダです。お金はもらいませんが、こういう行いによって「タンブン」をするということですね。 ウチのほかにも食事や飲み物、お菓子を振舞う露店がいくつも並び、さすがに「タダほど安いものはない」というコトワザの通り、どこもお客さんがひっきりなしの「大盛況」です。 ここでもオリちゃんは、手伝いなさいと誰も言っていないのに、ガス台の真ん中に陣取って忙しく働いております。 取り扱ったのは、ジェーンさんがチェンマイの某高級ホテルで修行した成果の「オムライス」と、日本で人気のお菓子をヒントにした「揚げ菓子」であります。 田舎のひとたちは珍しそうに「これは一体なんだ!?」と覗き込んでは、バクバクとおいしそうに食べておりました。 これはゼヒ地元の市場で恒久的に販売してほしい!との声もあり、実験としては大成功といえましょう。 これはバイクが故障せずに予定通り「ボイコット」をしてしまったら惜しいことをしたところでした。 タイの「神聖なる存在」は、いつもワタシを正しい方向に導いてくださるようですね! にほんブログ村 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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